ロータス・ルノーGPのテスト&リザーブドライバーとなったブルーノ・セナは、叔父アイルトン・セナと同じカラーリングで身を包めることに感動すると共に、このチャンスを生かしてレースドライバーに復帰したいと意気込みを見せた。
31日、バレンシアで、ロータス・ルノーGPは新車R31を初披露した。その際、テスト&リザーブドライバーの一員としてセナが加入したことが発表された。
「僕にとって素晴らしい瞬間だ」とセナはコメントしている。
「この2年、F1の優れたプログラムに加わることを目指してきたから、これほど実績のあるチームに加入できて本当に嬉しい。この結果を誇りに思い、自分が与えられたチャンスに感謝している」
チームが今年採用したブラック&ゴールドのカラーリングは、アイルトン・セナも使用した伝説のカラーであり、ブルーノはこれを自分が身にまとえることに感激していると述べた。
「F1の歴史の中で最も魅力的なカラーリングだと思う。1980年代に叔父がレースをしていた時代、ブラック&ゴールドは美しく見えた。そして現代のマシンに施されても、このカラーは同じぐらい魅力的に見える。叔父がキャリアの中の数年使っていたのと同じカラーリングを身にまとえるなんて、本当に特別な気分だよ」
今年のサードドライバーの役割から多くのことを学び、将来的にレースに復帰したいとセナは語った。
「今年はチームに溶け込み、コンペティティブな環境からできるだけたくさんのものを得られるようにしたい。このプロジェクトに加わることで、貴重な経験ができるだろうし、それを最大限に生かせるかどうかは僕次第だ。進歩して、僕は将来チャンスを与えるべき存在だということをチームに示したい」
セナは2010年にHRTからF1デビューを果たしたが、契約延長の可能性はないとして、F1に残る手段を模索していた。