2008年GP2シリーズ2位のブルーノ・セナが来週、ヘレスで行われるGP2のオフシーズンテストに参加するという。これは古巣、iスポーツの手伝いのためで、本人はF1ステップアップへの交渉は順調に進んでいると語っている。
セナはジョルジョ・パンターノに次いで08年のGP2シリーズ2位となった。09シーズン前にはホンダF1入りも有力視されていたがホンダの撤退により実現せず。今季はル・マン・シリーズ(LMS)を戦っている。
「iスポーツは2010年のドライバー契約をするところで、僕はそのドライバー達へのベンチマーク役として、また、セットアップを担当することになった」とセナはGP2“カムバック”の理由を説明する。
「チームオーナーのポール・ジャクソンから電話をもらって、僕が在籍中はチームと非常にいい関係にあったから、是非とも手伝いをしたいと思った。また、今年はLMSでプロトタイプマシンで戦ってきた僕にとってはシングルシーターをドライブするいい機会でもあるしね。
1年前の状態に戻るまで、それほど時間はかからないと思う。慣れ親しんだ環境で、当時のマシン以上にパフォーマンスを引き上げるようにプッシュすることを楽しみにしたい」
セナはテスト3日目と最終日に参加の予定だ。しかし、このテスト参加イコール10年のGP2復帰を意味するものではないとセナは指摘。F1参戦への話し合いは続いていて、ウワサではカンポス・メタ1が最有力候補ではないかとみられている。
「現在、行っている話し合いは非常によい状態で、ここ数週間の進行度合いはとてもいい感じだ。いいニュースを発表できる日が来ることを楽しみにしている」