レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが、韓国GPのエンジントラブルについて振り返り、何の前兆もなくいきなり壊れたと語った。
ベッテルはポールポジションから順調にレースをリードしていたが、チェッカーまであと10周のところでエンジンがブロー、25ポイントを失い、タイトル争いにおいて大きな痛手を被った。
「(エンジンがブローした時は)本当に辛かった」とベッテルはDaily Mailにコメントしている。
「マーク(・ウエーバー)がクラッシュしたことは僕らチームにとって辛い出来事だったが、僕の場合、トラブルの原因は自分のせいではないと分かっている。僕のパフォーマンスとかスピードには関係ない出来事だった」
「エンジントラブルの兆候は全くなかった。ターン17で突然シリンダー1列が壊れ、強いバイブレーションを感じた。エンジンの半分しか動いていなかった」
「それからエンジンが完全に壊れる時を待った。どちらにしてもそのエンジンを使うのはそのレースが最後だった」
「僕らにはまだマイレージが少し残っているエンジンがいくつかあるから、残り2戦は大丈夫だよ」
チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーも、エンジントラブルは全く前触れなく起こったと述べている。
「スタート-フィニッシュストレートに近づく中、彼が無線で『エンジントラブルだ』と言った。それが最初の前触れだった」とホーナーが述べたと英autosport.comが報じている。。
「その後、ピットストレートの終わりでどうなったかは、皆も見たとおりだ。本当にあっという間に起きたエンジントラブルだった」
「全く前触れはなかった。理由は分からない。セバスチャンにとっては本当に残酷なほど不運だ。彼はすべてをうまくやっていたし、チームもそうだ。フィニッシュが見えかけていたのにグランプリを失うというのは、本当に悔しいことだ」