レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、2012年のタイトル争いで、友人でもあるキミ・ライコネンが危険な存在になりえると語っている。
ドイツ出身のベッテルは、ライコネンがWRCに参戦する以前から彼と親しくしており、それ以後ふたりは居住するスイスでたびたびバドミントンを楽しんでいる。
今シーズン、3年連続のチャンピオンを狙うベッテルは、先週のヘレス合同テストで新車RB8を初めて走らせたが、レッドブル勢ふたりのタイムはロメイン・グロージャンが走らせたロータスの新車E20を上回ることができなかった。
ベッテルは、ロータスのペースが印象的だったことを認めている。
「(ロータスのマシンが)ヘレスと同じようなら、キミは危険な相手だよ」と、ベッテルがAuto Motor und Sportに語ったと、Motorsport.comが報じている。
ロータスのテクニカルディレクターを務めるジェイムズ・アリソンは、新車E20の印象的なデビューに自信をみせているが、開幕までにはまだ2回のバルセロナテストが残っていると慎重な姿勢を崩していない。
「我々は皆、他のチームの状況を把握しようと努めている。だが、いかなることがあろうと、メルボルンまでは確証を得ることなどできないだろう」
「最も重要なのは、メカニカルな面からだけでなく、ドライバーの観点からもマシンがよく走るということだ。これは非常に重要だ」