2010年F1第1戦バーレーンGPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、ポールポジションからずっとレースをリードしながら、エキゾーストトラブルで4位に後退、これによって失ったポイントは大きいと嘆いている。マーク・ウエーバーは、ミハエル・シューマッハーとジェンソン・バトンの前に出ようと全力を尽くしたが無理だったと語った。
■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル 決勝4位
今日は残念だった。今週末はずっといい結果を出していたのに、エキゾーストのトラブルが起きてしまった。土曜の朝からずっと僕らのマシンはどんなコンディションにおいても最速グループに入っていた。今日はレースをコントロールし、戦略もうまくいき、すべてがスムーズに運んでいた。常に自分のタイヤの状態を把握し、タイヤもブレーキもうまくコントロールできていた。でもたしかフィニッシュ前の15周から20周あたりに僕のラップタイムが遅くなったのが、皆にも分かったと思う。何かメカニカルトラブルが起こったみたいだったけど、幸い走り続けることはできて、4位で完走できた。でも今日は勝てたはずなんだ。この損失は大きいけれど、貴重な12ポイントを確保することはできた。
マーク・ウエーバー 決勝8位
少しトラフィックが多かったね。2台のメルセデスとターン1で争い、ミハエルがイン側をとった。その後はどうやって彼らの前に出ようかとそればかりのレースになった。他のマシンの後ろにぴったりついて走り続けるのはとても難しかった。僕らは予選でうまくいかなかったけれど、今日は、期待したほどではなかったけれどなんとかポイントを獲ることができた。今日僕らのチームは多くのことを学んだ。自分にとって過去最高にエキサイティングなグランプリだったとはいえないね。午後中ずっと他のマシンの後ろを走っていたわけだから。でも前を走る世界トップクラスのドライバーたちがミスをしてくれることはほとんど考えられない。ジェンソンとミハエルのミスを誘おうと必死にトライしたけれど、うまくいかなかった。でも選手権は長いし、チームの皆は本当に一生懸命やってくれている。去年僕らは競争力があることを示すことができた。メルボルンを楽しみにしているよ。