セバスチャン・ベッテルは、2014年F1に大きなレギュレーション変更が導入されることによってチーム間のパフォーマンス差が広がらないことを願っている。
ベッテルとレッドブルは4年連続でタイトルを獲得したものの、2010年と2012年のドライバーズ選手権に関しては非常に接戦で、最終戦まで決着がつかなかった。
新しいエンジンレギュレーションが導入されることで、来年はチーム間の格差が広がるものと予想されているが、ベッテルは多数のチームによる混戦となることを望んでいる。
「来年はたくさんの変更があるため、それがレースにどの程度の影響をおよぼすのか、予想するのが難しい」とベッテル。
「僕としては、あまりマシン同士の差が広がらないことを望んでいる。この2、3年はたくさんのチームが大接戦を演じてきた」
今年は後半ベッテルが9連勝を挙げて早々にタイトルを獲得、ファンの関心が薄れるとの懸念が高まっていたが、時にはそういうシーズンはあるものであり、批判するのは間違っているとベッテルは述べた。
「全般的に見て僕らはいいレースをしてきたと思う。(2013年の)レースは批判を受けた。その理由は分かっている」
「でも批判するのはフェアじゃないと思う。振り返ってみると、この5年か6年にも同じようなことがあったからだ」
「タイトル争いが大接戦となるシーズンもあり、そうでもないシーズンもあった」
「F1は昔からこういう感じだったし、今後も変わらないだろう」