鈴鹿サーキットは5日、今年のF1日本グランプリに来場を予定していたゲルハルト・ベルガーが家族の事情で来日できなくなったと発表した。
ベルガーは今年、鈴鹿のF1開催25周年を記念して、1991年に鈴鹿2度目の優勝を勝ち取ったマシン、マクラーレンMP4/6でデモ走行イベントを行うことになっていた。
しかし鈴鹿は、ベルガーから新しい家族が誕生する時期と日本グランプリが重なるおそれがでてきたため、来日することが困難になったとの連絡を受けたという。
「日本のファンの皆さん、こんにちは。今までずっと私を応援してくれてありがとう。鈴鹿サーキットから、私が優勝したマクラーレン・ホンダを鈴鹿でデモランすることの招待を受け、とても嬉しく思いました。皆さんに会えるのをすごく楽しみにしていましたし、とっても好きな鈴鹿サーキットに戻れるのを心待ちにしていました」とベルガー。
「しかし、残念ながら、そして素晴らしいことでもあるのですが、今年、私に赤ちゃんが生まれます。その時期がちょうど鈴鹿に行く時期と重なるため来日をキャンセルさせていただきます。今年皆さんに会えなくてとても残念です。来年か再来年、また私が招待されたら、鈴鹿サーキットを走行したり、皆さんと一緒にパーティしたりすることを願っています。皆さん、ぜひ、悲しまずに今回のことをご理解いただきたいと願います。そして、あらためて鈴鹿に行くことを約束します」
マクラーレン・ホンダMP4/6をドライブするベルガーの勇姿は残念ながらひとまずおあずけとなったが、MP4/6のデモ走行イベント自体は実施される予定。新たな走行日時、ドライバーが決定され次第、アナウンスされることになっている。