トロロッソのジャン-エリック・ベルニュは、今年レッドブル・レーシングのレースドライバーに起用されなかったことで、自分はより強いドライバーになるためのチャンスを得られたと述べた。
マーク・ウエーバーが2013年末でF1から引退することを決定したため、レッドブルは後任ドライバーについて検討、最終的にベルニュのチームメイトだったダニエル・リカルドを選んだ。
ベルニュはこの時、大きな失望を味わったと認めているが、冬の間に自己分析を行った結果、この経験が自分をより強いドライバーにすることを悟ったと語っている。
「僕にとって難しい経験だった。当然、不運であり損失であるというように考えた」とベルニュ。
「(でも)冬の間、鏡の中の自分をじっくり見つめる時間をとった。そして、レッドブルに行かなかったことは自分にとっていいことだったと分かったんだ」
「僕はここにいて、自分をより強いドライバーに作り上げていけることに満足している。去年、僕はとても弱いドライバーだった。特に頭の中がね」
「だからもしレッドブルに行っていたら、それ自体を勝利のように受け止め、冬の間の仕事をこんな風にはできなかったと思う。それによって、セバスチャン(・ベッテル)との戦いの中で、悪い意味での驚きを生み出しただろう」
トロロッソは今後成長する大きな可能性を持ったチームであり、長期的にこのチームにとどまり互いに成長していきたいと、ベルニュは述べた。
「トロロッソには本当に大きなポテンシャルがあると思う。今年このチームで走れてすごく嬉しい」
「今、僕はSTRでいいポジションにいると思うし、彼らは将来に向けていいプランを用意している」
「マクラーレン、レッドブル、メルセデス、フェラーリといったトップチームに行けないのであれば、このチームにいるのがベストだ」
「このチームを信じている。彼らも僕を信じてくれていると思う」
「僕がドライバーとして大きく成長し、チームが僕に大きなポテンシャルを見出し、僕がチームに大きな成長を見出せるなら、喜んでこのチームと一緒にやっていく」