F1第6戦モナコGPの予選Q2は、マクラーレンのルイス・ハミルトンがQ1に続きトップタイムを記録。ザウバーの小林可夢偉は13番手に終わり、Q3進出はならなかった。
17台が参加した予選Q2は、序盤から上位勢がオプションのスーパーソフトタイヤを投入。アタックをスタートさせると、開始5分には1分14秒台をマークしたトップのハミルトンを先頭にセバスチャン・ベッテル、ジェンソン・バトン、フェルナンド・アロンソ、マーク・ウエーバーとポールポジションを争うドライバーが上位を占める。
一方、マレーシア以来のQ3進出を狙うザウバーの可夢偉はなかなかクリアラップがとれず、序盤は最下位の17番手に留まる。メルセデス勢はニコ・ロズベルグが6番手、ミハエル・シューマッハーも7番手と好位置をキープする。
セッションは残り5分、コースにはトップ5のマシンを除く12台が2度目のアタックに向かった。ここでポジションを上げたのは5番手に飛び込んだフェリペ・マッサと可夢偉のチームメイト、セルジオ・ペレスで、このザウバーの新人は最後も9番手でQ3進出を決める。
そのペレスとは対照的に可夢偉は12番手までポジションを上げたものの、続く連続アタックではセクター1でベストを記録しながら、前を走るルーベンス・バリチェロに追いついてしまい、このアタックを断念。悪い流れに陥った可夢偉はラストアタックでもポジションを上げることができず、最後は13番手でQ2敗退となってしまった。