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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.07.19 00:00
更新日: 2018.02.17 01:37

ホンダ、進化したNSXコンセプト-GTで日曜日に臨む


July 19 2014, QUALIFYING
SUPER GT Round 4
日本スポーツランドSUGO

公式予選が霧による視界不良のため翌朝に延期
明日7月20日(日)、進化したNSX CONCEPT-GTが予選と決勝に挑む
2014年7月19日(土)・予選 会場:スポーツランドSUGO(3.704km)天候:雨 気温:22℃(14:00時点)
路面温度:23℃(14:00時点) コースコンディション:ウエット

7月19日(土)、宮城県・スポーツランドSUGOにおいて、2014 オートバックス SUPER GT第4戦「SUGO GT 300km RACE」の1日目が行われました。

 日本は強い寒気と梅雨前線の影響で、大気の状態が不安定となった週末。大会が開催される宮城県村田町でも、18日(金)の夜から断続的に雨が降って気温が低下しており、予選日も朝から霧雨に見舞われ、肌寒い気候になりました。

 今大会の前にはブルテン(公式通知)が発行され、GT500クラスのミッドシップ車両について、ミッドシップ特有の熱害を考慮して、ホモロゲーション部位のうち、フロントグリル(開口部の拡大)、リアバンパー(開口部の拡大)、リアウインドウ(開口部の追加)について、正常進化として形状変更が認められました。そして、エンジン吸気ダクト(レイアウト変更)、エキゾーストパイプ冷却ダクトおよびターボ冷却ダクト(大型化)、リアウインドウのCFRP(炭素繊維強化樹脂)での製作など、付加登録された部品についても、正常進化としての変更が認められました。さらに、1090kgと規定されていた競技車両最低重量が13kg軽減され、1077kgとなりました。

 NSX CONCEPT-GTはこれらの規則に基づき、改良を加えた状態で菅生大会に臨みました。なお、前戦オートポリス大会に引き続きスポーツランドSUGO大会では、GTアソシエイションによりローダウンフォース仕様の空力セッティングが義務付けられています。

 さらに、Honda勢はドライバーの布陣にも変更がありました。今大会より#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTは、ジャン・カール・ベルネに代わり、フレデリック・マコヴィッキィが務め、昨年と同じく山本尚貴とのタッグで挑むことになりました。

 練習走行は午前9時、ウエットが宣言されて始まりました。セッション序盤、NSX CONCEPT-GTは各部の確認を優先したため好タイムは出ませんでしたが、セッション開始から20分が経つと、#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTが、トップから約1秒遅れの1分23秒952をマークして7番手に。#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(小暮卓史/武藤英紀組)は1分22秒858をマークしてトップに立ち、さらにそのあと、1分21秒959に縮めました。それに続くように、今度は#32 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)が1分22秒475の2番手タイムをマークしました。