November 23 2013, QUALIFYING
JAF Grand Prix Japanese Championship SUPER FORMULA Series
富士スピードウェイ

#32 小暮卓史選手が7番手、#31 中嶋大祐選手が8番手で、NAKAJIMA RACINGの2台が4列目グリッドに並ぶ
2013年チャンピオンの#16 山本尚貴選手は9番グリッドを獲得

2013年11月23日(土)・予選
会場:富士スピードウェイ(4.563km)
天候:晴れ
気温:13℃(11:50時点)
路面温度:18℃(11:50時点)
コースコンディション:ドライ

 11月23日(土)、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイにおいて、JAFグランプリ富士スプリントカップの公式予選が行われました。

 富士スプリントカップはSUPER GTとスーパーフォーミュラが同日開催される唯一のレースイベントであり、2010年の初開催以来、今年で4回目を迎えます。レース距離が短いために、スピーディーでスリリングな戦いが繰り広げられる本大会では、各カテゴリーのウイナーに1969年創設の名誉あるJAFグランプリのタイトルが贈られます。

 朝から晴れわたった青空のもと、フリー走行を9時45分~10時15分に行ったあと、11時55分~12時20分に予選を実施しました。

 レース距離が通常のシリーズ戦の半分以下にあたる22周(100km)と短いため、富士スプリントカップでは、特に予選結果が大きな意味を持ちます。その大切な予選に向けて、マシンの最終調整を行うフリー走行では、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が3番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が4番手となりました。

 一方、11月10日(日)に行われた最終戦、鈴鹿大会で劇的な逆転タイトル獲得に成功した#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は8番手、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は10番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は11番手、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は12番手、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は16番手、#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)は17番手のタイムを記録しました。

 そして、11時55分から25分間の予選が始まりました。最初のアタックを終えた段階では、新チャンピオンの#16 山本選手が1分23秒361を記録して3番手につけ、Honda勢のトップに立ちました。その後、各車はいったんピットに戻ってセッティングの微調整とタイヤ交換を行い、セッションが残り7分ほどになった頃から2回目のタイムアタックを行いました。

 各マシンがコンマ1秒を争う拮抗した展開となり、予選に参戦した19台中15台が今までのコースレコードを破るスピードレースとなった中、Honda勢のトップに立ったのは、1分23秒035を記録して7番手となった#32 小暮選手。そしてチームメートの#31 中嶋選手が8番手につけ、NAKAJIMA RACINGの2台が4列目グリッドに並ぶことになりました。

 #16 山本選手は、#32 小暮選手とわずか1000分の51秒差で9番手となり、さらに#40 伊沢選手が10番手、#41 武藤選手が12番手、#10 塚越選手が13番手、#11 中山選手が16番手となりました。なお、#15 佐藤選手は予選中に電気系のトラブルが発生したため、残念ながら19番手に終わりました。

 明日の決勝レース(22周/100km)は12時45分にスタートが切られます。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)「HR12E」開発責任者
「最近好調なNAKAJIMA RACING、それに山本選手がチャンピオンをとったTEAM 無限でトップ4を独占するくらいの意気込みで本大会に臨んでいたので、この予選結果はいささか残念です。もともと富士スピードウェイを、Hondaはやや苦手としていましたが、7月に開催された第3戦、富士大会で山本選手がギアレシオ、シャシーセットアップ、エンジンのドライバビリティなどの新たな方向性を見つけてくれたので、今回はこれに沿った改良を施しています。こうした改良の効果は決勝中にはっきりと表れるはずなので、明日は決勝でファステストラップを記録することでHondaのスピードを示したいと考えています」

小暮卓史選手(7番手 #32 NAKAJIMA RACING)
「同じ富士で開催された第3戦のときとはコンディションが大きく違っていて、それがセッティングにも大きな影響を与えています。このため、フリー走行ではバランスが合っていませんでした。またフリー走行中にニュータイヤを投入しなかったので、予選はぶっつけ本番でニュータイヤによるアタックを行いました。結果的にHondaドライバーの中では最上位になりましたが、マシンのバランスさえよければ、もっと上位を狙えたと思います。特に、トップとのタイム差(0.317秒)が小さいので、十分にポールポジションを獲得できたと思います。ただし、明日のレースもあきらめずに戦っていくつもりです」

中嶋大祐選手(8番手 #31 NAKAJIMA RACING)
「フリー走行でも新しいことを試したりして、マシンを少しでもいい状態にしようと努力を続けました。結果的にマシンもドライバー自身も、ほぼ力を出しきることができたので、それほど悔しさは感じていません。ただし、順位はあまりよくないと思います。明日の決勝では、Hondaのドライバーが一つでも上位にいけるよう、小暮選手と協力しながら引き続き努力していきたいと思います」

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