ウイリアムズのバルテッリ・ボッタスは、日本GP最終ラップにオーバーテイクを仕掛けてきたチームメイトのパストール・マルドナドのアクションは非常に危険だったと批判した。
最終ラップの序盤にはボッタスは15位を走っていたが、タイヤのデグラデーションに苦しみ、セルジオ・ペレスに抜かれた後、シケインでマルドナドに仕掛けられてコース外にはみ出した。
ボッタスは、その時のマルドナドのアクションは無謀であり、自分がコース外までよけなければ両者はクラッシュしていたと語った。最終的にマルドナドは16位、ボッタスは17位でフィニッシュした。
「彼をブロックしようとしたが、彼がものすごくブレーキングを遅らせたために、僕は行き場を失い、シケインを直進するしかなかった。ものすごく危険だった」とボッタス。
「僕がラインを維持していたら、間違いなく僕らは接触していた」
「あれはあまりフェアな動きとはいえない。接触のリスクがとても高かった」
「僕がブレーキングを遅らせると、彼もものすごくブレーキングを遅らせた。2台分のスペースがなく、僕はアウト側にいて彼は右にいてホワイトラインの上に乗っていたから、僕はまっすぐ行くしかなかった」
マルドナド自身は、クリーンなオーバーテイクをしたと述べている。
「あれはレースだ。最終ラップで、彼は他のマシンにどんどん抜かれていた」
「彼はその前のコーナーの立ち上がりがあまりよくなかったし、僕の方が大幅にペースがよかった」
「彼がスペースを残していたから、トライしてみることにした。ぎりぎりだったが、とてもクリーンなアクションだった」
ウイリアムズのチーフレースエンジニア、シェビ・プホラルは、ふたりの間に起きたことはレースの一部であると考えている。
「チームオーダーはなかった。レースのほとんどの周回においてバルテッリが前、パストールが後ろを走っていた。ふたりを戦わせたところ、最終ラップの最終コーナーで非常に接近したが、こういうことは時にはある」
「マシンを壊したくはないが、これはレースの一部だと考えている」