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投稿日: 2010.10.12 00:00
更新日: 2018.02.15 22:53

ポルシェカレラカップジャパン第10戦は清水が優勝


ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第10戦 (鈴鹿) 決勝

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第10戦を、2010年10月10日(日) 鈴鹿サーキット(三重県)にてF1日本GPのサポートレースとして開催いたしました。

天候:晴れ 気温:28℃ 路面温度:40℃

10月10日日曜日、三重県・鈴鹿サーキットおいて、ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)第10戦決勝が開催された。前日予定されていた第9戦が悪天候を理由にキャンセルされたため、当初の予定から変更され、8日金曜日に行なわれた予選グリッドで第10戦がスタートする。

グランプリのサポートレースとして、F1の予選と決勝の間に開催されたこの日は、これまでとはうって変わって秋らしい青空が広がった。予選で劇的な逆転ポールを獲得した#10安岡秀徒は、「911GT3カップは丁寧に走らせるのが鍵ですが、予選でのことを考えると必死に攻める必要があるかもしれない」と、厳しい表情を見せる。スポット参戦ながら予選終盤までトップをキープした#77阿部翼、そして選手権リーダーの#1清水康弘、予選でコースレーコードを破った3人によるハイレベルなバトルが予想された。

グランドスタンドの大観衆が見守るなか、シグナルが点灯。16台のポルシェ911GT3カップが一斉に鋭い咆哮を上げて1コーナーへと突入する。#10安岡がホールショットを奪い、#77阿部、#1清水、#9小林賢二、#4林久盛のオーダーで1コーナーをクリア。「平常心で戦えば勝てる」と語っていた#77阿部がスプーンコーナーでシフトミス、その差を広げたはずの#10安岡も130Rでコースオフを喫し、トップの2人はテールトゥノーズでホームストレートへ。スリップに入った#77阿部はアウト側から仕掛けるが、ブレーキングの遅れから痛恨のコースオフ。

#77阿部の脱落で楽になった#10安岡は、2位に浮上した#1清水を引き離しにかかるが、4周目の2コーナーでまたもやミス。その差は一気に1.2秒まで縮まってしまう。なんとか#10安岡を捕まえたい#1清水は、必死にプッシュするものの、その差はなかなか縮まらない。最後は#10安岡が振り切って3.197秒差をつけて、トップチェッカーを受けた。

毎戦激しいバトルが展開される3位争いは、2周目の130Rで#9小林を#4林がパス。「予選では負けていたけれど、高速セクションでは僕が上回っていたので行けると確信していた」と、#4林は会心のポディウムに笑顔を見せた。

ところがフィニッシュ後、#10安岡に対しフライングの裁定が下り、30秒のペナルティが課されてしまう。クラスAの最終リザルトは、優勝が#1清水、2位#4林、3位#10安岡に変更。この結果、選手権ランキング首位の#1清水が、#10安岡との差を6点に広げることになった。4位に#9小林、5位は最終ラップまで続いた#36WAPPAYAの猛プッシュを凌ぎ切った#16横幕ゆぅが入っている。

クラスBは予選トップの#48大久保仁が、3周目の130Rでコースオフ。この隙をついて#15神取彦一郎がトップに立つ。ところが#15神取は最終ラップでクラスAにポジションを譲る際、想定していた以上にスピードを落としてしまう。これで#48大久保が大逆転でクラスB優勝、#15神取とのポイント差を4点に広げている。

PCCJ最終ラウンド(第10戦/第11戦)は、10月23〜24日にツインリンクもてぎでスーパーGTのサポートレースとして開催。クラスA/クラスBともに最終戦まで持ち越されたチャンピオン争いは、すべてここで決着する。

■第10戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 1 清水康弘 A ART TASTE CUP 21'39.060
2 4 林 久盛 A TomeiSports GT3 +24.530
3 10 安岡秀徒 A GARMIN PORSCHE +2.273
4 9 小林賢二 A KOBAYASHI DENTAL +1.810
5 16 横幕ゆぅ A YOU DIRECTION +12.459
6 36 WAPPAYA A WAPPAYA DRP GT3 +0.257
7 11 Shigeru Terashima A TomeiSports GT3 +7.719
8 5 高見沢一吉 A OSSO PORSCHE +1.313
9 48 大久保仁 B RIRE RACING +1.033
10 15 神取彦一郎 B POWER STATION +7.103
11 7 海宝善昭 A takarajushi GT3 +0.865
12 3 江本 玄 A AkiraRacing GT3 +7.656
13 23 藤田 宗 B Kairikiya ARTEC +2.241
14 33 荻野哲生 B B-MAX GT3CUP +25.465
15 47 福原 稔 A RIRE RACING +17.973
16 77 阿部 翼 A REAF R.E. Field 2Laps

※レース中のベストタイム :#10 安岡 秀徒 2'08.273

※#47 黄旗区間追い越しにより競技結果に30秒加算のペナルティ
※#10 反則スタートにより競技結果に30秒加算のペナルティ


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