プレスインフォメーション
2015年8月09日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015
第8戦 決勝レース レポート
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:34度 路面:45度(スタート時)
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2015 第8戦ミシュランチャレンジ決勝が8月9日(日)、富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。この日の富士は朝から強い陽射しで、気温、路面温度とも上昇。容赦ない暑さが、スターティンググリッドで決勝スタートを待つドライバーたちを襲っていた。
午後12時50分、フォーメーションラップスタートの合図が示され、ポールポジションの#15元嶋佑弥、2番グリッドの#78近藤翼、3番グリッドの#12久保凛太郎、以下、スポット参戦の#30 DRAGON、#9武井真司という順でゆっくりと車両を発進。1周を終えてそれぞれのグリッドに着き、シグナルがブラックアウトして正式にレースのスタートが切られた。
ここで鋭い反応を見せたのは元嶋。前日の第7戦では遅れを取ったが、今回は第6戦までのようなスタートダッシュを決め、1周目から逃げ切りを図る。その2番手、3番手は近藤と久保というオーダーのまま進んでいたが、3周目あたりから2台の距離が縮まり、2番手争いへと変わった。
だが、4周目の1コーナーで2台は軽く接触し、久保がスピン。久保は7番手までポジションを落としてしまう。「あそこでは顔を出す程度にしようと思っていましたが、ブレーキングでクルマが不安定になってしまったので、(スピンを回避するためには)ブレーキを少し離すしかなかった。何とか止まれと思っていたけど当たってしまい、近藤選手には申し訳ないです」と久保。両者のクルマにダメージはなかったが、元嶋のリードはさらに広がった。
代わりに3番手には武井が上がる。5番グリッドからスタートした武井は3周目にDRAGONを捉えて4番手に浮上。3番手に上がった4周目には自己ベストタイムを更新し、近藤を追う態勢に入ろうとしていた。しかし、6周目のダンロップコーナーで痛恨のスピン。「あそこでは横Gがかかっている状態でアクセルを入れていくのですが、アクセルに対する、駆動の反応が少し遅れたことで、バランスを崩してしまった」(武井)ことにより、12番手へと順位を大きく下げてしまった。
後方での波乱を尻目に、元嶋は「ファステストラップも狙いにいきました」というハイペースを刻み、最後までトップの座を脅かされることなくトップチェッカー。開幕から8連勝を決めた。「いい週末を送ることができました。(第9戦、第10戦の)鈴鹿サーキットは好きなコース。自信を持って臨みたい」と笑顔。2位は元嶋から5.6秒差で近藤、3位にはスピン後まもなく3番手にポジションを回復していた久保が入った。
ジェントルマンクラスは、武井のスピンにより、トップから#24剛覇矢人、2番手#25内山清士、3番手#2田島剛、4番手#37久保田克昭という隊列に変わった。なかでも田島のペースが良く、8周目にはクラス2番手に浮上。「タイヤも温存し、トップを射程距離に入れて、これからと思っていた」(田島)。だが、追撃態勢に入ろうかという9周目、パドルシフトのトラブルでまさかのスローダウンを余儀なくされてしまう。これで3番手に上がった久保田は内山を捉えて2番手に浮上したが、その後内山との接触でスピンを喫し、表彰台圏外に。
こうした2番手を巡るバトルの間、武井は怒涛の勢いで失地を回復。剛の後ろ約5秒差の2位まで追い上げてフィニッシュした。結局、優勝は剛。剛はトップに立った後、DRAGONに接近する場面もあったが、オーバーテイクまでは難しいと判断。「コンサバな走り」でゴールを目指し、今季2勝目をマークした。「前回の富士で仕掛けた時にスピンしたということもあったので、オーバーテイクは前の方がミスした時にうまく捉えて、と考えていました。武井さんがスピンしているのは見えましたが、それでも落ち着いていこうと。やっと2勝目をあげることができました」(剛)。3位は内山で、2戦連続の表彰台となった。
また、第8戦においてミシュラン賞が新たに設定され、#77浜崎大が獲得。このミシュラン賞は、スターティンググリッドから最もジャンプアップしてチェッカーを受けたジェントルマンクラスの選手に贈られる賞として本レースに限り設定された。
富士ラウンドを終え、今季のPCCJは残り2戦。両大会とも鈴鹿サーキット(三重県)での開催となる。第9戦は8月30日(日)、同じくSUPER GTとの併催。元嶋以外にも鈴鹿を「得意のコース」として挙げる声は多く、ここまで結果を残せていないドライバーも気分新たに臨んでくるはず。オーバーオール、ジェントルマンクラスともこれまで以上にハイレベルで白熱した戦いとなることが予想される。
■ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 – 第8戦 決勝結果
Pos. / Car# / Class-Pos. / Driver / Car Name / Lap / Time / Time/Gap
1 / 15 /元嶋 佑弥 / GARMIN PORSCHE / 15 / 26'18.490 / –
2 / 78 /近藤 翼 / スカイレーシング / 15 / 26'24.172 / 5.682
3 / 12 /久保 凛太郎 / TEAM KTOUCH PORSCHE / 15 / 26'27.980 / 9.490
4 / 24 / G / 剛 覇矢人 / みきゃん スペンダーGT3 / 15 / 26'42.810 / 24.320
5 / 9 / G / 武井 真司 / ビンゴレーシング / 15 / 26'47.579 / 29.089
6 / 25 / G / 内山 清士 / NK RACING / 15 / 26'51.570 / 33.080
7 / 77 / G / 浜崎 大 / Voing Ventiler / 15 / 26'52.609 / 34.119
8 / 11 /塚本 奈々美 / TEAM KTOUCH PORSCHE / 15 / 26'56.209 / 37.719
9 / 98 / G / ゴトウ イカリ / チームトーエイスピリット / 15 / 27'00.251 / 41.761
10 / 37 / G / 久保田 克昭 / ハナシマレーシング / 15 / 27'01.780 / 43.290
12 / 51 / G / ポール イップ / KCMG ANNIKA 911 / 15 / 27'22.646 / 1'04.156
13 / 7 /星野 敏 / D'station HAI 991 / 15 / 27'37.117 / 1'18.627
14 / 52 / G / 春山 次男 / はるやまbaby GT3cup / 15 / 27'39.690 / 1'21.200
15 / 10 / G / 齋藤 真紀雄 / ビンゴレーシング / 15 / 27'50.033 / 1'31.543
16 / 2 / G / 田島 剛 / タジマレーシング / 14 / 27'30.717 / 1Lap
※ / 30 /DRAGON / B-MAX-PORSCHE / 15 / 27'12.929 / 54.439
以上完走(規定周回数)
19 永井 宏明 ナインレーシング DNS
ベストラップ
1'44.534 3/15 157.143km/h #15 元嶋 佑弥/Yuya MOTOJIMA / GARMIN PORSCHE
G 1'45.181 8/15 156.176km/h #9 武井 真司/Shinji TAKEI / ビンゴレーシング
※ CarNo.30 は賞典外。
CarNo.12に対し黒白旗を提示した。
※1 CarNo.52のスタートについては、競技長からの厳重注意相当と判断した。
