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投稿日: 2011.06.06 00:00
更新日: 2018.02.16 02:49

ポルシェ カレラカップ ジャパン富士プレビュー


シリーズ前半戦は残り2戦、富士ダブルヘッダーで安岡の連勝は続くのか

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第4戦-5戦 プレビュー

東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第4戦 – 第5戦を、2011年6月11日(土)、12日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたします。

富士スピードウェイ、岡山国際サーキットでの序盤3ラウンドを終え、Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)は6月11〜12日に再び富士スピードウェイでの第4戦・第5戦を迎える。今回は開幕戦の富士とは違い、2日間で2連戦のダブルヘッダーでの開催。日本が誇る富士の約1.5kmのストレート上で繰り広げられるスリップストリーム合戦と1コーナーへのブレーキング競走——富士ならではの超接近戦はもちろん、短い時間で連戦を戦う集中力、対応力が勝敗を左右することになるだろう。

シリーズの注目は、やはり#14 安岡秀徒の連勝を誰が止めるのか、大混戦の2位争いから誰が抜け出すのかということ。スーパーGTと併催で行われた岡山連戦では、PCCJ育成ドライバーとして2年目を迎える#14 安岡が完全勝利を飾り、頭ひとつ飛び抜けて開幕から3連勝。2位、3位には#44 Akira、#15 神取彦一郎が入り、終わってみれば表彰台の顔ぶれと立ち位置はまったく同じだった。しかし、2番手以下の争いはタイム差の小さい7〜8台の大混戦で、小さなミスで順位が大きく入れ替わってもおかしくない展開。ベテラン#5 高見澤一吉や2年目の#16 横幕ゆぅをはじめ、#47 藤田明、PCCJルーキーの#22 Michael Greenら速さのあるドライバーがひしめいている。その中でいかに安定してポジションを守っていけるかがこの混戦を勝ち抜くための、そして#14 安岡との勝負に持ち込むための条件となってくるだろう。

また第4戦の予選では、前回の岡山ラウンドで初採用されたノックアウト方式が再び導入される。決められた時間内のベストタイムで競うタイムアタック方式とは異なり、予選をQ1、Q2というふたつのセッションに分け、Q1セッションは15分間、上位8台のみがQ2に進出でき、10分間のQ2セッションではこの8台が第4戦のグリッドを懸けてベストタイムを競う。岡山では雨が降るか降らないかという際どい中でのノックアウト予選となり、ほぼ全車がセッション開始と同時にアタックに出て行ったが、ドライ路面での理想はやはりセッション後半。路面にラバーが乗り、グリップが上がるところでのアタックが最もベストタイムを期待できるが……。全国的に梅雨入りしており、安定しない天候、安定しない路面コンディションが波乱を招く可能性もあるので、いずれにしても予選から注目したいところだ。

決勝は第4戦、第5戦ともに15周。第4戦は6月11日の9時25分〜10時に予選が行われ、同日の15時10分に決勝スタート、第5戦は6月12日14時40分に決勝スタート予定となっている。なお第5戦のスターティンググリッドは第4戦決勝中のベストタイム順となる。たとえ第4戦で上位争いに加われなくても第5戦では上位グリッドを獲得するチャンスがあり、それがレース展開をおもしろくする要素となってくるはずだ。


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