ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第11戦 公式予選

プレスインフォメーション\t2010年10月23日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第11戦 （茂木） 公式予選

　ポルシェ ジャパン株式会社（本社：東京都目黒区 代表取締役社長：黒坂 登志明）とポルシェ カレラ カップ ジャパン （PCCJ） 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第11戦 公式予選を、2010年10月23日（土） ツインリンクもてぎ（栃木県）にて開催いたしました。

天候：晴れ　気温：13℃　路面温度：19℃

　ポルシェ カレラカップ ジャパン（以下PCCJ）2010シリーズは、10月23日に第11戦予選が栃木県のツインリンクもてぎで行なわれた。スーパーGTのサポートレースとして開催される第11戦／第12戦には、クラスA 11台、クラスB 3台の合計14台がエントリー。シリーズ最終戦を迎え、両クラスともに熾烈なタイトル争いが繰り広げられている。

　すっかり秋の気配となったもてぎは雲ひとつない快晴となったが、気温は20℃を大きく下まわった。午前8時30分に予選がスタートし、#4林久盛を先頭にポルシェ911GT3カップが次々とコースへと向かう。その#4林は、アタック開始直後の3周目にいきなり1'57.627の好タイムをマークした。さらに、#4林と熾烈な選手権争いを繰り広げる#9小林賢二が1'57.973で続く。

　その後、#9小林が1'57.11を記録し、#4林をかわしトップに立つ。残り10分を切った段階で現在ポイントランキングトップの#1清水康弘がコースイン。すると、#10安岡秀徒がひとり56秒台に突入する1'56.498を叩き出す。カート時代から、もてぎでの豊富な走行経験を持つ#10安岡は、異次元とも言える1'55.99に突入。#1清水も負けじと1'56.845を刻むが、2位浮上が精一杯だ。

　#10安岡は1'55.620までタイムを縮め、前戦鈴鹿に続く連続ポールポジションを決めた。「予選トップは嬉しいんですが、タイム的にはもう少し行きたかったです。1周アタックするのが遅かったかもしれません」と笑顔を見せた。最終的に1'56.285までタイムを削りながら、#10安岡に大きく引き離された#1清水は、「自己ベストは更新できたけれど、安岡選手には先に行かれてしまいました」と悔しさをのぞかせる。

　3人のドライバーが57秒台を記録した3位争いを制したのは、前日のフリープラクティス後にギヤボックスを交換した#9小林。「思ったようなペースでアタックが出来ませんでした。それでも3番手はラッキーでした」と、厳しい表情を見せる。僅差の4位に#4林、5位は#36WAPPAYAが入った。クラスBは#15神取彦一郎がランキングトップの#48大久保仁を上回り、ポールポジションを獲得している。

　現在シリーズポイントで#10安岡に6点差をつける#1清水は、たとえ#10安岡が連勝したとしても、2位をキープすれば2年連続のチャンピオンが決まる。「今回は3位以降のドライバーともタイムが接近しているし、油断すると後続に飲み込まれる可能性がある。決勝はけして油断できません」と#1清水。一方の#10安岡は、「僕にできることは、ぶっちぎりで勝つことだけ。僕は僕のレースを戦います」と、まっすぐ前を見つめた。

　予選に続き、同日午後12時15分に12周での第11戦決勝がスタートする。