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投稿日: 2010.10.23 00:00
更新日: 2018.02.15 23:06

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第11戦 決勝


プレスインフォメーション\t2010年10月23日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第11戦 (茂木) 決勝

 ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第11戦 決勝レースを、2010年10月23日(土) ツインリンクもてぎ栃木県)にて開催いたしました。

天候:晴れ 気温:20℃ 路面温度:27℃

 10月23日土曜日、ツインリンクもてぎにおいて、ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)第11戦決勝が開催された。午前中の予選に続き天候は快晴、気温は20℃まで上昇し、絶好のレース日和となった。

 唯一55秒台という圧倒的なタイムでポールポージションを獲得した#10安岡秀徒は、「ライバルは関係ない。目の前のレースに集中するだけです」と自分に言い聞かせるように語る。秋の日差しが柔らかく降り注ぐ中、フォーメーションラップを経た14台のポルシェ911GT3カップが、鋭い咆哮を上げ一斉にスタートを切る。

 絶妙のスタートを決めた#10安岡が首位をキープし、1コーナーをクリア。#1清水康弘が一瞬出遅れた隙を突いて、イン側から予選4番手の#4林久盛が2位に浮上する。後方ではクラスBトップの#15神取彦一郎が、タイトルを争う#48大久保仁と接触し、最後尾まで順位を落とした。さらに、5コーナーでは、6位を争っていた#16横幕ゆぅと#4高見沢一吉が接触、多くの後続ドライバーを巻き込んでしまう。

 #1清水が#4林とのバトルを強いられている一方、首位の#10安岡は56秒代のタイムを並べ、後続を大きく引き離す。ところが、2周目を走り終えた#10安岡に、ジャンプスタートによるドライブスルーペナルティが科された。「完璧なスタートを切れたと思っていた」と振り返った#10安岡は5周目にピットイン、5位でコースに復帰する。

 これで#4林が労せずしてトップに立った。後方の#1清水は、コーナーごとに仕掛けるものの、なかなか#4林を捕らえることができない。そして8周目、#1清水は130Rで#4林に並び、遂にV字コーナーでトップに立つ。しかし、ペナルティで遅れた#10安岡も周回ごとに差を詰めて、#36WAPPAYA、#9小林賢二を相次いでオーバーテイク。9周目には#4林を抜き、2位にまでポジションを回復した。

 タイトルに一縷の望みを繋ぎたい#10安岡は#1清水に喰らいつくが、激しいドライブにタイヤが音を上げた。最後は#1清水が、その差を1秒に広げてフィニッシュ、シーズン6勝目を決めた。これで2位#1安岡との差は8ポイントに広がり、翌日に行なわれる第12戦で5位以上に入れば、2度目のPCCJタイトルを手にする。

「スタートで林選手に先行された後も、クリーンなバトルを戦うことができました。8ポイントのアドバンテージはありますが、今日のレースのように何が起こるか分かりません。チェッカーを受けるまで、気を抜かずに戦います」と語った#1清水は、嬉しそうに拳を突き上げた。前戦鈴鹿に続き、ジャンプスタートで勝利を失った#10安岡は、「スタートも納得いきませんが、それよりも最後に抜きたかった」とガックリ肩を落とした。

 ランキング3位の#5高見沢がノーポイントに終わり、#4林が3位、#9小林が4位に入ったことで、#4林と#9小林が同ポイントでランキング3位に並んだ。クラスBはオープニングラップの混乱をすり抜けた#15神取が、総合でも6位に入る快走を見せて優勝。ランキングトップの#48大久保に、2ポイント差にまで迫っている。
 
 2010年シーズンPCCJのファイナルラウンド、第12戦Mobil1チャレンジは、翌10月24日日曜日に開催される。レース中のベストラップでグリッドポジションが決定する第12戦は、#10安岡、#1清水、#4林のオーダーでスタートする。

■第11戦 決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t1\t清水 康弘\tA\tART TASTE CUP\t23'52.219
2\t10\t安岡 秀徒\tA\tGARMIN PORSCHE\t+1.707
3\t4\t林 久盛\tA\tTomeiSports GT3\t+12.959
4\t9\t小林 賢二\tA\tKDCこばやし歯科GT3Cup\t+13.508
5\t36\tWAPPAYA\tA\tわっぱや ディレクションDRP\t+14.079
6\t15\t神取 彦一郎\tB\tパワーステーション サムライ\t+57.430
7\t11\tShigeru Terashima\tA\tTomeiSports GT3\t+1'01.715
8\t3\t江本 玄\tA\tアキラレーシング GT3\t+1'03.001
9\t48\t大久保 仁\tB\tRIRE RACING\t+1'03.885
10\t23\t茂田 久男\tB\tFSF ディレクションDRP\t+1'06.952
11\t5\t高見沢 一吉\tA\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t6Laps
12\t16\t横幕 ゆぅ\tA\tゆぅ ディレクション DRP\t6Laps
13\t7\t海宝 善昭\tA\tアーテック タカラ樹脂 GT3\t12Laps
14\t47\t福原 稔\tA\tRIRE RACING\t12Laps

ベストラップ : #10 安岡 秀徒 1'56.632 (6/12)
※ Car No.10 反則スタートによる、ドライビングスルーペナルティ


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