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投稿日: 2010.10.24 00:00
更新日: 2018.02.15 23:08

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第12戦 決勝


プレスインフォメーション\t2010年10月24日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第12戦 (茂木) 決勝

 ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第12戦 Mobil1 チャレンジ決勝レースを、2010年10月24日(日) ツインリンクもてぎ栃木県)にて開催いたしました。

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 10月24日日曜日、ツインリンクもてぎにおいて、ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)最終戦(第12戦)Mobil1チャレンジ決勝が開催された。前日の第11戦に続きダブルヘッダーとして組まれた第12戦は、1996年以来ポルシェと強力なパートナーシップを結ぶMobil1が、冠スポンサーとして大会をサポートする。

 PCCJのダブルヘッダー2戦目は、前日に行なわれた決勝レース中のベストラップ順によってグリッドが決まる。第12戦はポールが#10安岡秀徒、以下#1清水康弘、#4林久盛、#36WAPPAYA、#9小林賢二のオーダーでスタート。前日同様12周を走り、クラスA/クラスBのチャンピオンが決定し、2010年シーズンのフィナーレを迎える。

 予選11番手の#23茂田久男が欠場したことで、クラスA11台、クラスB2台、13台のポルシェ911GT3カップがグリッドに整列。低く雲が立ちこめているが雨は落ちていない。シグナルブラックアウトと共に鋭いエキゾーストノートを響かせて全車一斉にスタート。絶妙の反応を見せた#10安岡が易々とポールショットを奪うと、「選手権を考えると無理はできない」と語る#1清水を大きく上回る、56秒代をコンスタントに並べ、周回ごとにリードを広げて行く。

 一方、今年のPCCJ名物となった3位争いは今回も熾烈を極めた。スタートで痛恨のミスを喫した#4林をかわし、#36WAPPAYA、#9小林がひとつずつポジションアップ。6位の#5高見沢一吉を含めて、4台が接近戦を繰り広げることになった。レース中盤、#4林が#9小林にテールトゥノーズのバトルを仕掛けるが、8周目にドライビングミスから後退。「チームみんなの支えがあったから、プッシュされても落ち着いてドライブできていた」と語る#9小林は、11周目の3コーナーで#36WAPPAYAをパスし、3位に浮上した。

「圧倒的な差をつけて勝つしかない」とスタート前に宣言していた#10安岡は、2位の#1清水に28.696秒もの大差をつけて最終戦を勝利で締めくくった。「思い通りのレースはできましたが、結局チャンピオンにはなれませんでした」と#10安岡は悔しさを滲ませた。2位は確実なレースでPCCJタイトル連覇を決めた#1清水。3位には#9小林が入り、嬉しい選手権3位を手にしている。

 このレースで優勝したドライバーがチャンピオンとなるクラスBは、予選トップの#15神取彦一郎がスタートでミス。逆に「今シーズン最高のスタートを切れた」と振り返った#48大久保仁が、首位に躍り出る。終盤、#15神取が猛烈な追い上げで詰め寄るが、「後ろを気にせずに、ひたすら前だけ見て戦った」と語る#48大久保が、最後までポジションを守り切り、嬉しいクラスBタイトルを獲得した。

 4月の岡山国際サーキットで開幕したPCCJは、今戦で2010年シーズンの全日程を終了。クラスAは#1清水康弘、クラスBは#48大久保仁が、それぞれPCCJタイトルを獲得した。

■チャンピオンドライバーコメント
クラスA #1清水康弘
「2連覇できて、すごくホッとしています。長いシーズンの積み重ねがあって、ようやく報われたというのが実感です。過去2年はシーズン中に崩れるレースがありましたが、今年はすべてのレースで1位か2位でフィニッシュできました。難しい局面でも我慢のレースができたことが、自分にとっては大きな収穫です。3年間、PCCJを戦って、2回のタイトル。次のステップに向けて、大きな自信になります」

クラスB #48大久保仁
「今年は厳しいレースが多かった。開幕戦から3連勝した時は、このまま全勝もいけるかと思ったんですが、本当に甘い考えでした。中盤戦以降は、神取選手にやられっぱなしでしたが、最後の最後で勝ち切れました。後ろを気にせずに、『前だけを見てレースをする』その重要性を強く感じたシーズンでしたね」

■第12戦 決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t10\t安岡 秀徒\tA\tGARMIN PORSCHE\t23'29.583
2\t1\t清水 康弘\tA\tART TASTE CUP\t+28.696
3\t9\t小林 賢二\tA\tKDCこばやし歯科GT3Cup\t+33.023
4\t36\tWAPPAYA\tA\tわっぱや ディレクションDRP\t+33.519
5\t4\t林 久盛\tA\tTomeiSports GT3\t+34.407
6\t5\t高見沢 一吉\tA\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t+38.408
7\t48\t大久保 仁\tB\tRIRE RACING\t+50.019
8\t15\t神取 彦一郎\tB\tパワーステーション サムライ\t+51.245
9\t16\t横幕 ゆぅ\tA\tゆぅ ディレクション DRP\t+59.018
10\t11\tShigeru Terashima\tA\tTomeiSports GT3\t+1'01.370
11\t3\t江本 玄\tA\tアキラレーシング GT3\t+1'02.011
12\t47\t福原 稔\tA\tRIRE RACING\t+1'07.232
13\t7\t海宝 善昭\tA\tアーテック タカラ樹脂 GT3\t+1'07.863
以上完走\t
23\t茂田 久男\tB\tFSF ディレクションDRP\t出走せず

ベストラップ : #10 安岡 秀徒 1'56.201 (3/12)\t


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