マクラーレンは、メキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスを2014年も引き続き起用することをまもなく発表するとみられている。
今季、ルイス・ハミルトンの後任としてトップチームのマクラーレン入りを果たしたペレスは、2009年のワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンとともにMP4-28をドライブしている。
しかし、マクラーレンでのペレスは、マーティン・ウィットマーシュをはじめとするチーム首脳陣たちを満足させるような走りをできていない。彼は、マクラーレン入りした当初、複数年契約を結んだと言われていたが、来季の去就についてはさまざまな憶測を呼んでいる。
チーム代表を務めるウィットマーシュは、先のシンガポールGPで、ペレスが来年もマクラーレンに留まるには、より一貫したパフォーマンスでジェンソン・バトンを打ち負かすことを期待すると述べていた。
ただ、チーム内には、未だ他のドライバーを起用するべきと考えるメンバーもいると言われているが、シンガポール以降のペレスは、バトンの6ポイントに対して13ポイントを獲得、インドとアブダビの連戦ではいずれもポイントを持ち帰り、レースパフォーマンスでも前半戦のようなミスは少なくなっている。
情報筋によれば、現在最も可能性があるのは2014年の1年契約で、ホンダとのパートナーシップがスタートする2015年については、対バトンでの厳しいパフォーマンス条項が盛り込まれるというものがあるという。
「ふたりはレースドライバーだ。彼らは互いを打ち負かしたいと考えているが、我々もそのレベルのコンペティションを求めている。それが我々のやり方だ」とウィットマーシ。
仮にペレスが今季限りで放出されることになれば、育成ドライバーのケビン・マグヌッセンが起用されるとの噂がる。