マクラーレンは、同チームの若手ドライバープログラムのメンバーであるケビン・マグヌッセンのために来年のF1シートを探している。
元F1ドライバー、ヤン・マグヌッセンの息子であるケビンは、今年フォーミュラ・ルノー3.5シリーズに参戦、現在ポイントランキングトップに立っている。
20歳のマグヌッセンは、先日のF1若手ドライバーテストではマクラーレンから参加し、初日にトップタイムをマークした。
マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、マグヌッセンのために2014年のF1レースシートを探していると認めた。
「(来年のレースシートを)探しているところだ」とウィットマーシュ。
「(若手ドライバーテストで)ケビンを走らせるよう、フォース・インディアに申し入れ、彼らは同意した」
「だが直前になって彼らはプランを変更した」
マクラーレンは現在フォース・インディアとテクニカルパートナーシップ契約を結んでいるが、その契約は2014年に向けて延長されない見込みとなっている。その影響でマグヌッセンがフォース・インディアでシートを得るのが難しくなる可能性がある。
また、マクラーレンと技術提携しているマルシャもマグヌッセンのシートを得るための選択肢のひとつと考えられる。
一方でウィットマーシュは、マクラーレンは近い将来マグヌッセンを乗せるつもりはないと語っている。
「マクラーレンドライバーには、非常に大きな期待とプレッシャーがかかる」
「例外はあったが、基本的に我々はルーキーを乗せない」
「F1はドライバーを育てるのに適した場所ではない。今我々は興味深いプログラムに取り組んでいるが、我々のチームにその結果が反映されるには数年はかかるだろう」