マクラーレンは、今週末のマレーシアGPに投入を予定しているアップグレードがメルセデスとのギャップ縮小の足掛かりになることを期待している。
チームは、先日メルボルンで行われたF1開幕戦オーストラリアGPでルーキーのケビン・マグヌッセンが2位、チーム5年目のジェンソン・バトンも3位に入り、優勝したニコ・ロズベルグのメルセデスAMGを抑えてコンストラクターズ選手権でトップに躍り出た。
しかし、今シーズンからマクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、シルバーアローとの間に未だ大きなパフォーマンス上のギャップがあることを認識しており、チームは今週末のセパンを皮切りに早期のアップグレードパッケージ導入を施していく必要があると考えている。
「我々がコンストラクターズ選手権をリードしているという事実は、組織の根底にある強さと勝利への渇望の証だ」と、ブーリエがSky Sportsに語った。
「我々はメルボルンで最速のマシンを擁していなかった。だが、レースは素晴らしいマネジメントで、両方のマシンにおいて完璧な戦略を実行した。ジェンソンとケビンもミスのないドライビングをしてくれたし、エンジニアとメカニックも週末を通して最小限の問題に留めてくれた」
ブーリエは、シーズン第2戦のマレーシアでも多くのポイントを獲得することを狙っている。
「マレーシアでの目標は、今のポジションをさらに強固にすることだ」とブーリエ。
「我々は上位とのギャップを縮める必要がある。このレースに投入するアップグレードがそれを確実とするためにも開発の最前線ではアグレッシブにプッシュしている」