マクラーレンのチーム代表、マーティン・ウィットマーシュは、開幕戦ではポイント獲得を狙っていると述べ、MP4-28はまだ優勝できる状態ではないとの考えを示した。
シーズン開幕前にはチーム間の序列は予想できないものの、マクラーレンはMP4-28に関してまだ改善の余地が大きいと考えている。
大きな規則変更がある2014年を前に、多くのチームは昨年型に改良を加える形で進化させたマシンを採用している。昨年終盤、マクラーレンのマシンは非常に速かったが、マクラーレンは2013年のMP4-28に、新たにプルロッドフロントサスペンションを導入するなど、あえて野心的なアプローチをとった。
冬季テストの間、ジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスは、まだマシンを完全に理解できてはいないと語っていた。
8日、ウィットマーシュは、今はしっかりした基礎を築くことに集中していると述べた。
「MP4-28は妥協のない新しいデザインのマシンであることを忘れてはならない。我々はこれをシーズン通して積極的に開発していくつもりなのだ」とウィットマーシュ。
「素晴らしいポテンシャルを持ったクルマであることは間違いない。いいパフォーマンスを発揮しポイントを獲得するという決意の下でメルボルンに臨む。それができればドライバーズ、コンストラクターズ、両選手権のために有利な状況を確立できるはずだ」
「我々は今もMP4-28のパフォーマンスの限界までペースを引き上げようと根気強く努力している。オーストラリアにはまずまずの状態で臨めると確信している」
最後のテストを終えた後、バトンは、走行距離を十分に重ねることができ、信頼性は問題ないが、速さの面ではまだ十分ではないと語っていた。