マクラーレンは、今週行われる若手ドライバーテストでレースドライバーのジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスは走らせないことを決めた。
シルバーストンテストは、当初は若手ドライバーたちを走らせる機会として開催される予定だったが、相次ぐタイヤトラブルの影響で、ハンガリーから導入する新タイヤが持ち込まれることが決定、ピレリが決めたプログラムに従う場合に限りレースドライバーが走ることが可能になった。
しかしマクラーレンは、今回のテストにケビン・マグヌッセン(17日)、オリバー・ターベイ(18日)、ゲイリー・パフェット(19日)の3人を起用することを決めた。
ドイツGPの際、バトンは、レギュラードライバーがテストに参加する意味はあまりないとの意見を述べていた。
「1種類のタイヤで走るだけで、タイヤテストとはいえない。ただ走り回るだけなんだ。そうであれば、僕は参加しないと思う」
「今のF1ではシミュレーターでの作業が多い。テストドライバーたちが実際にレースカーを走らせて、(シミュレーターとの)相関関係をきちんとつかむ必要がある」
チームプリンシパルのマーティン・ウィットマーシュは、パフォーマンス不足のMP4-28への理解を深めることに集中すると語った。
「シルバーストンの若手テストは、マシンに関する空力およびメカニカルな変更の影響をさらに詳細に調べるための非常に有益な機会となる」
「また、我々のテストおよび開発ドライバーたちにとって、現代F1マシンを理解し、知識をさらに得るための、適切な機会でもあり、その意味でも重要だ。さらに、今回の走行によって、彼らはコース走行とシミュレーターの間の相関関係を改善するため、我々の助けになってくれるだろう」