今季、スーパーGT500クラスのウイダー モデューロ 童夢レーシングからGT500クラスに参戦することになったフランス人ドライバー、フレデリック・マコウィッキは「スーパーGTに参戦することができて嬉しい」と語っている。
フランス人ドライバーのマコウィッキは、F3を経てポルシェカレラカップ・フランスを経験。FFSA GTツアー、FIA-GT選手権などを経て、2010年からは新設されたFIA-GT1世界選手権に挑戦。アストンマーチンやフォード、マクラーレンMP4-12C GT3を駆り、3年間合計で12勝を挙げた。
そんなマコウィッキは、今季に向けてスーパーGT500クラスでホンダHSV-010 GTをドライブするのと同時に、アストンマーチン・レーシングにも加入。WEC世界耐久選手権で99号車バンテージGTEを、ブルーノ・セナとともにドライブする。
マコウィッキは、2013年に向けて「昨年終わりの時点で、僕のターゲットはメーカーと契約することだったんだ。今はそれがふたつも叶ったんだからね。それに、どちらも勝つチャンスがあるチームだ」と喜ぶ。
「スーパーGTはとても大きなシリーズだし、童夢はいいチームだ。だからスーパーGTに参戦することができてとても嬉しいよ」
童夢の鮒子田寛社長によれば、マコウィッキは過去にスーパーGTでもサードやニスモで活躍したベテランエンジニア、リカルド・ディビラの推薦で決まったものだという。
「フレッドはリカルドの推薦で決まったんです」と鮒子田社長。
ヨーロッパのメディアからも好漢と表されているマコウィッキ。新たな活動の場となるWEC、そしてスーパーGTでどんな評価を得るのか、注目が集まる。