2010年F1第11戦ドイツGPの日曜決勝で、フェラーリのフェリペ・マッサは首位を走りながらフェルナンド・アロンソにポジションを明け渡した。チームオーダー問題が浮上する中、マッサは、これはチームオーダーだとは考えておらず、自分がチームのために一番いいことをしようと決めた結果だと語った。
■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェリペ・マッサ 決勝2位
ドライバーは常に勝ちたいと思っている。だから2位に100パーセント満足することはできない。今年、チームはここ数戦であまりにも多くのポイントを失ってきたこと、そして今日は最大限の結果を出すのが重要だったことは分かっている。僕らドライバーは最初にチームの利益を考えなければならない。今日僕はそれを再びはっきりさせた。僕としては、これはチームオーダーには当たらないと考えている。エンジニアは常に僕の後ろで何が起こっているのかを教えてくれていた。ハードタイヤで少し苦しんでいた時など特にね。だから僕はチームのためにベストなことをしようと決心した。1-2フィニッシュはベストの結果だろ? すごくいいスタートをきめた。今シーズンでベストだよ。最初に履いていたソフトタイヤではすごく速く走れたけれど、その後のハードでは理想的なペースで走ることができなかった。今日僕は、すべて正常な状態であれば、自分は勝てるドライバーだということを証明した。表彰台のもっと高いところに立てれば嬉しかったけれど、このリザルトを今週初めに亡くなった親戚のフェルナンド・マリンズに捧げたい。