マルシャF1チームは、2014年からフェラーリのパワートレインを使用する契約を結んだことを発表した。
今季コスワースエンジンを使用していたマルシャだが、エンジン規則が大きく変わる2014年から、フェラーリの内燃機関、エネルギー・リカバリー・システム(ERS)、トランスミッションおよび関連するすべての付属システムの供給を受けることを明らかにした。
16日に発表した声明において、マルシャのCEO、アンディ・ウェブは、フェラーリとの提携が決定したことを喜ぶとともに、現在のサプライヤー、コスワースに対して感謝の言葉を贈り、「コスワースがF1を去る前に、我々共通の目標を達成できるよう、シーズン後半も引き続き協力し合っていく」と述べている。
今年コスワースエンジンを使用しているのはマルシャ1チームのみとなっている。2014年にF1レギュレーションが変わり、1.6リッターV6ターボエンジンが採用されるにあたり、コスワースはF1から去るものと見られていた。
一方、来年トロロッソがフェラーリエンジンからルノーにスイッチするため、フェラーリは新たな供給チームを求めていた。
マルシャは現在、マクラーレンとテクニカルパートナーシップ契約を結び、マクラーレンの空力施設を利用しているが、今後もこの契約を維持する見込みとなっている。