ルイス・ラジアがマルシャとの契約を維持できない可能性が浮上、チームは代役としてヘイキ・コバライネンの起用を検討しているとのうわさがささやかれている。
マルシャはティモ・グロックと今年の契約を結んでいたものの、経済的理由でこれを解消し、マックス・チルトンのチームメイトとして、スポンサーを持ち込めるラジアを採用した。
ラジアはヘレスでのF1合同テストでは走行したものの、続く1回目のバルセロナテストには参加せず、それはスポンサーからチームへの支払いがなかったからであると報道されている。
2月28日、最後のシーズン前テストがスタートしたが、初日は再びチルトンがステアリングを握った。
Sky Sportsは、木曜、Sky Sports Newsのレポーター、レイチェル・ブルックスがラジアがシートを確保できるかどうか疑問であると述べたと伝えた。
「情報筋によると、今のところラジアの将来は不確かだということです」とブルックス。
「マルシャは今、さまざまな選択肢を検討中だと私たちは理解しています」
Sky SportsのF1解説者テッド・クラビッツは、開幕戦にはコバライネンが乗るかもしれないといううわさがあると述べている。
「今日パドックでささやかれているうわさによると、マルシャはメルボルンでの開幕戦、あるいは序盤のフライアウェイ数戦に関して、緊急の場合の控えのドライバーとしてヘイキ・コバライネンの起用を考えていると言われている」
コバライネンは、昨年までケータハムで走っていたものの、今年シートを失った。
BBCは、コバライネンの他に、ジュール・ビアンキの名前も挙げている。また、ティモ・グロックの復帰のうわさまで持ち上がっているが、グロックはすでにBMWとDTM参戦契約を結んでいるためF1復帰の可能性はないだろうとも伝えている。
マルシャのスポーティングディレクター、グレーム・ロードンは、Sky Sportsに対して次のようにコメントしている。
「現状、ルイスとの契約があり、そこに変更はない。我々はチーム全体にとってベストになることをしなければならない」
「正しいタイミングで適切な人間をクルマに乗せる。今我々が考えているのはそのことだ」
ラジアがメルボルンで乗らない可能性があるということかとの質問に対してロードンは次のように答えた。
「すでに下された決定についても、今後下される決定についても、それらはすべてチームにとって正しい判断だ」
「契約上の状況には何も変化はない。何か変更がなされる場合、それはチームのためになる、正しい変更である」