メルセデスは、マレーシア出身のドライバー、ジャズマン・ジャーファーにF1マシンをテストする機会を与えた。
21歳のジャーファーは、今年のフォーミュラ・ルノー3.5にカーリンから参戦し、表彰台を1回獲得、ランキング17位となった。今季はイギリスF3にも参戦、2勝を挙げている。
ジャーファーは、ペトロナス・タレント・デベロップメント・プログラムのサポートを受けている関係で、ペトロナスがタイトルスポンサーを務めるメルセデスチームのF1マシンを走らせる機会を得た。
テストは先週金曜、シルバーストンにおいて、デモタイヤを装着した2011年のマシンで行われた。
ジャーファーはストリートでのデモ走行および撮影のための走行としてすでにF1マシンに乗ったことはあったものの、今回のテストが初の本格的なF1マシン走行の機会となった。
「以前2回にわたってこのマシンを走らせたことはあったものの、条件が限られていた」とジャーファー。
「でも今回は違っていた」
「僕自身とマシンを向上させるためのプログラムに取り組んだ。それによってマシンを理解し始め、エンジニアたちとの関係を深め、ハンドリングに慣れることができた」
「素晴らしいマシンだ。反応がよく、ブレーキが優れており、機敏なんだ。興奮したよ」
「このチャンスを与えてくれたメルセデス、誠実なサポートを提供してくれているペトロナスに、心から感謝したい」
「僕にとって、忘れることができない特別な一日になった」