メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、マレーシアGPでチームの指示に従い、3位表彰台を諦めたニコ・ロズベルグを称賛した。

 レース終盤、3位を走っていたルイス・ハミルトンは、燃料不足やタイヤの問題からペースが上がらず、すぐ後ろを走行していたロズベルグは、自分の方がペースがいいため前に出たいとチームに訴えた。しかしチームは確実に3位、4位を確保するため、順位をキープしたままフィニッシュするよう指示した。

 ウォルフは、ロズベルグがこの指示に不満を感じていたことは分かっているが、正しい判断だったと述べた。
「彼(ロズベルグ)はレーシングドライバーだ。心の底では不満に思っている」とウォルフ。
「だがこういう判断がなされた理由を彼は理解している」
「自分の方が速く走れたかもしれないのだから、レーシングドライバーとしてはもちろん不満だろう。だがチームが重要だということ、チームのこれまでの状況も心にとめておかなければならない」
「もし2台のレッドブルがクラッシュしていたら、ばかみたいに見えただろう。だから我々は慎重なアプローチをとった。去年の我々の状況を考えれば、いい判断だった」

 レース後、チームプリンシパルのロス・ブラウンと共にふたりのドライバーたちと話し合いを行っており、今後わだかまりが残ることはないとウォルフは語った。

「レース後に問題を解決した。ロスと私はドライバーたちとじっくり話をした。もう何の問題もない」
「我々の中ですでにこの問題は解決している。非常に喜ばしいことだ。我々のドライバーたちは、いい関係を持ったチームメイト同士だ。ニコは不満に思う指示を受けながらそれを受け入れてくれた。そういうドライバーがチームにいることに非常に満足している」
「我々のチーム内には争いはない」

本日のレースクイーン

叶園ちさかそのちさ
2025年 / スーパーGT
HELM LOYALZ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円