DTMドイツツーリングカー選手権に参戦しているメルセデスは、昨年のヨーロピアンF3チャンピオンのエステバン・オコンをDTMプログラムのテスト&リザーブドライバーとして起用したことを明らかにした。
現在18歳のオコンは昨年、今季からF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンを打ち破って参戦初年度でヨーロピアンF3のチャンピオンを獲得。また、ロータスのジュニアドライバーとして、昨年はF1アブダビGPのFP1やアブダビテストにもロータスから参加している。今季に向けては、DAMSからGP2に参戦するのではないかと見られていたオコンだったが、最終的にはARTグランプリからGP3シリーズを戦うことが決まっていた。
そして今回、オコンはDTMのメルセデス陣営でテスト&リザーブドライバーを務めることが発表された。オコンは、今年からDTMでメルセデスを走らせることになったARTとともに、DTM開幕戦ホッケンハイムの現場でファンの同乗体験を実施している。
「今シーズン、メルセデスベンツのサポートを受けることができて誇りに思うよ。チームは僕を信じ、テスト&リザーブドライバーという重要な役割を任せてくれたんだ」と語ったオコン。
「でも、僕のメインの焦点は今週末のGP3のレースなんだ。今年はタイトルを争いたいと思っているし、バルセロナから力強い結果でスタートしたいね」
また、メルセデスのモータースポーツチーフを務めるトト・ウォルフも、今回のオコンの起用について「エステバンは非常に才能のある若者で、将来のスターのひとりなんだ」と期待感を示している。