FIAはレッドブルとロータスの主張を退け、メルセデスのDRS連動Fダクトデバイスは合法であるとの見解を改めて示した。

 レッドブルとロータスは、マレーシアGP前に、メルセデスが使用している新システムの合法性に疑問を呈し、FIAに対して明確な説明を求めていた。

 木曜、セパンにおいて、FIAと全チームが話し合いを行い、FIAは以前の主張どおり、メルセデスのシステムは違法ではないとの見解を示した。

 FIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングは、オーストラリアの週末に、今季のF1レギュレーションではマシンの空力パフォーマンスを向上させるためにドライバーの動きを利用することは禁止されたものの、メルセデスのシステムは完全にパッシブであり、違法ではないと説明していた。
「DRSが作動している時に空気をダクトに流して何かをしているチームがあるようだ。私に言えるのはそれだけだ。だがこれは完全にパッシブだ。システムにおいて動くパーツはない。サスペンションとのつながりもない。そのためこれを禁止する規則は見当たらない」とホワイティングは説明している。

 このシステムに不満を抱いているレッドブルとロータスは、マレーシアGPで正式な抗議を行うか、自身でも類似したシステムを開発するか、どちらかの選択を迫られることになる。

 メルセデス・ベンツ・モータースポーツのボス、ノルベルト・ハウグは、メルセデスはこのシステムを搭載したマシンでマレーシアを戦うと述べている。
「マシンは車検に合格し、ゴーサインが出た」とハウグはセパンにおいて述べている。

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