元FIA会長マックス・モズレーは、チームオーダーにかかわったフェラーリ、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサの全員からドイツGPのポイントを剥奪すべきだと主張した。
フェラーリはドイツGPでチームオーダーを発令したとして、レース直後に10万ドルの罰金を科されるとともに、9月8日に世界モータースポーツ評議会の公聴会が行われることが決定、その結果さらなるペナルティが科されるかもしれない。
「チームは通常、何よりも自らの利益を追求するものだ」とモズレーがWelt am Sonntagにコメントしたと、TheF1Times.comが報じている。
「しかしレースを見続け、グランプリに足を運び、チケット代を払うファン、つまりこのスポーツに資金を供給してくれている人々の利益について語るなら、チームが方策を用いることは禁じるべきだ。そして禁じられていることを行ったチームは罰しなければならない」
「フェラーリは、現在の規則に関する違反において無罪を勝ち取れるような新たな証拠を提出していない。私から何かアドバイスをするつもりはないが、はっきりしている事実から判断すると、罰金の他にも制裁措置が加えられるべきだ」
どういった制裁措置が望ましいか聞かれたモズレーは、「当然のことながら、ふたりのドライバーとチームは、ドイツGPで獲得したポイントを剥奪されるべきだ」と答えた。