フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロが、2010年のチャンピオン、セバスチャン・ベッテルはいつかフェラーリで走るだろうと述べたと報じられた。
レッドブル・レーシングのベッテルは、最終戦でランキング首位だったフェラーリのフェルナンド・アロンソを破りタイトルを獲得した。
ベッテルはこれまで何度か、いつかフェラーリに行きたいとコメントしている。今のところベッテルはレッドブルと2011年末までの契約(2012年のオプションつき)を結んでいる。
ケルンのタブロイド紙Expressの報道としてMotorsport.comが伝えたところによると、ディ・モンテゼモロはフェリペ・マッサの代わりにベッテルを起用したい意向であるということだ。
「セバスチャンは速く、知的で、若い」とディ・モンテゼモロ。
「彼はいつかは赤いマシンに乗るだろう」
2010年シーズン終了直後、レッドブル社のボス、ディートリッヒ・マテシッツは、勝てるマシンを用意できる限りはベッテルはチームに残るだろうと述べ、「セブはいつかフェラーリで走りたいと思っている。我々としてはその決断をできるだけ難しくするつもりだ」ともコメントしている。
また、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、フェラーリよりもレッドブル・レーシングでの方がベッテルは快適でいられるはずであり、今後数年は彼は移籍しないだろうと述べている。
また、ディ・モンテゼモロはレッドブル・レーシングのチーフテクニカルオフィサー、エイドリアン・ニューエイを引き抜こうとしたものの、ニューエイは彼のオファーを断ったとも報じられている。