フェラーリの元スポーティングディレクター、チェザーレ・フィオリオは、マラネロにとってキミ・ライコネンは適切な人選でないと語っている。
フェラーリは来シーズンに向け、フェリペ・マッサに代えてライコネンを復帰させることを決断したが、1989年から91年までスクーデリアを率いたフィオリオは、チームが才能ある若手の将来に託すほうが良かったと考えている。
「今回の新しい雇用は、あまり好きではない」と、フィオリオはGazzetta dello Sportのインタビューで語っている。
「彼の才能は賞賛する。だが、彼のライフスタイルや技術的なアプローチには同意できない」
「私だったら彼を選ばなかっただろう」
「私の見解からすれば、それは保守的な選択だ。私ならキャリア終盤のドライバーではなく、新しく勢いのあるドライバーを起用しただろう」
またフィオリオは、ライコネンの仕事ぶりがチャンピオンを目指すフェラーリの方針にはそぐわないと感じている。
「彼はアスリートのような生き方を好まないし、F1でチャンピオンになる才能を十分に備えているとは思わない」
「(チャンピオン獲得には)身体的、技術的そして精神的な努力が必要とされる。私が知るかぎり、彼はセッション直後にバッグを持って立ち去るタイプの男だ」
「彼がどれほどの技術的貢献をもたらすことができるか、私には分からないよ」