2011年F1カナダGPの金曜プラクティスで、トロロッソのセバスチャン・ブエミは2回目13位、ハイミ・アルグエルスアリは1回目13位/2回目14位、ダニエル・リカルドは1回目15位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
セバスチャン・ブエミ フリー走行1=-位/2=13位
コクピットに戻ってこられて嬉しい。スペイン、モナコと連続開催だったから、(1週間開いただけで)長い間待っていたような感じがしたんだ。午前中は走行しなかった。それは問題ないけれど、そのために午後の走行がより重要なものとなった。でもうまく行ったし、2週間後にバレンシアで使われるミディアムのプロトタイプを含め、タイヤについていい確認ができた。多くの周回を走行できたのは良かった。トリッキーなセッションとなり、多くのクルマがコースオフしていたからね。このサーキットでは当然ローダウンフォース仕様のウイングを装着して走行し、その動きについて良い理解が得られた。ローダウンフォース仕様のクルマをドライブするのはすごく楽しい。トップスピードがすごく高くて興奮するんだ。このコースはブレーキに厳しいことで知られているが、今日の走行では本当にハードに使用したから、これからデータを確認して適切な冷却の予測ができていたかどうかチェックしなければならない。
ハイミ・アルグエルスアリ フリー走行1=13位/2=14位
クルマへの理解という点で前進できたと感じている。ここ数戦は苦しんでいたので、そう感じられたのは今日のポジティブな点だ。1周アタック時にタイヤをうまく機能させるのにまだちょっと苦労しているから、これに取り組む必要がある。ただ、明日の予報は雨と聞いたので、明日の午前中にこの問題に取り組むのは難しいかもしれない。一方で、ロングランのレースシミュレーションにはかなりいい印象を持った。これまでと比べるとクルマはずっと安定していたようだ。例えば、リヤタイヤのデグラデーションもそれほど大きな問題とはなっていないように感じる。ブレーキに関しても、モナコよりも断然良い感触があった。全体的に大きく進歩できていると思う。
ダニエル・リカルド フリー走行1=15位/2=-位
去年もレースには来ていたが、このコースを走行するのは初めて。最高の気分だよ。シミュレーター上でのドライブだと本当の感触が分からないんだ。僕の期待以上のものだった。コースに出て、アタックし、縁石を使って走行するのは本当に楽しい。ウォールに近づくと、マシンを支配し、自分の力で動かしているという感じがして、すごく楽しいね。とても楽しめたセッションだった。他のレースとはちょっと異なったプログラムで走行した。いつもどおり、コースインして、ベースラインとなる走行を2回ほど行い、最後に長めの走行を1回やったが、赤旗が出たためにプランを変更しなければならなかった。19周の連続走行は僕がF1マシンで走った最長周回数だった。初めてレースに近い形でトロロッソのマシンを経験できたのはとても楽しかった。最初の2回の走行では路面はかなり汚れていたが、タイヤの反応について学べた。プライムだけではなく、バレンシアのレースに向けたテストのために提供されたピレリのミディアムも試すことができた。短い走行だったが、グリップレベルはかなり良さそうだったし、バレンシアのレースではいい働きをしてくれそうだ。