レッドブルの上層部はダニエル・リチャルドを“遅くても”2012年にはF1のレースドライバーに昇格させたいという考えを示したが、リチャルドは冷静な反応を示した。
レッドブルの若手ドライバー育成プログラムのメンバーである21歳のリチャルドは、今年トロロッソで金曜午前のフリー走行で走るとともに、ルノー・ワールドシリーズにも出場する。
Motorsport.comがmotorsport-total.comの報道として伝えたところによると、レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは、今シーズンのうちにトロロッソのレギュラー、セバスチャン・ブエミとハイミ・アルグエルスアリのいずれかの代わりにリチャルドを走らせる可能性について、ふたりのパフォーマンスによると示唆した上で、「彼(リチャルド)は遅くても2012年にはレースシートにつかせる予定だ」と語ったということだ。
リチャルドは、このコメントを読んでいないとした上で、West Australian紙に対し、「来年(F1に)行けるという言葉に頼りきるわけにはいかない」とコメントした。
「もし今年うまくやれなかったら、彼は気持ちを変えるはずだ」
リチャルドは、プレシーズンテストに出席し、開幕戦バーレーンGPの金曜フリー走行に出場する予定であることを認めた。
「(でも)僕がどういうテストをするのか正確には分からない。トロロッソからは、バーレーンの前にマシンをテストしてもらう、と言われた」