ルノーF1のディレクター・オブ・エンジニアリング、パット・シモンズは、現在チームは不振に苦しんでいるが、昨年同様、シーズン後半に挽回を図ることを目指していると述べた。

 現在フェルナンド・アロンソは11点を獲得するにとどまり、これによりルノーはコンストラクターズ7位に位置している。
「我々は昨年と似た状況にいる。去年はシーズンを終えるころには3番目の速さを持つマシンにしたいと述べていた」とシモンズ。
「今年それをするのは、去年より大変だ。中団グループの争いがより接戦になっているし、開発できるエリアが限られているからだ。しかし我々は、3番目の速さのマシンとなってシーズンを終えることを今も目指さなければならない。その結果選手権ランキングでどの位置にくるのかを予想するのは難しいが」
「我々は常に空力面を集中的に考えている。やはり空力こそがマシンのスピードを向上させる基本要素であるからだ。マシンにパーツを加えていくだけではなく、我々は空力の利用効率を向上させることにも取り組み、エアロマッピングの調査を行い、マシンのあらゆるエリアから最大限のパフォーマンスを引き出そうとしている」
「新たな開発は毎戦導入されており、ニュルブルクリンクにもそれなりのアップグレードが施される。そこには、シルバーストンで評価を行った新しいフロントウイングの次のバージョンの他、新しいリヤホイールフェアリング、アップデートされたエンジンカバーなどいくつかのメカニカルアップデートが含まれている」

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