ルノーとケータハム・グループが提携し、新たなアルピーヌのスポーツカーをデザイン、製造することを発表した。
5日、両者は提携を発表、将来新しいスポーツカーをデザイン、開発、製造することを明らかにした。アルピーヌはルノー社が所有するブランドであり、ケータハム・カーズはライトウエイトスポーツカー、セブンの製造を行っている。
将来製作される車は、それぞれにアルピーヌ、ケータハム・カーズのDNAを有したものになり、製造はフランス ディエップのアルピーヌのプラントで行われる。
ケータハム・グループは、現在ルノーSASが100パーセント所有するオートモビル・アルピーヌ・ルノー社の株式50パーセントを取得し、2013年1月にソシエテ・デ・オートモビル・アルピーヌ・ケータハムが創設される。
英AUTOCARは、このパートナーシップの下、ルノーはクーペを、ケータハムはロードスターを製造する見込みで、2015年か2016年に発売される予定であると報じている。
現在F1に参戦するケータハムはルノーエンジンを搭載しており、今回のパートナーシップで両者の結びつきはより強固になるものとみられる。
ケータハムグループ副会長、カマルディン・メラヌンは今回のパートナーシップについて次のようにコメントした。
「F1は我々にとって自動車ビジネスへのエントリーポイントだった。今回、ルノーと提携することにより、ケータハムカーズを発展させるチャンスを得た」
「我々のF1チームは、2011年シーズンスタート以来、ルノー・スポールF1とすでに素晴らしい協力関係を築いている。ルノーとのコース上のパートナーシップにロードカーでの提携が加わることに興奮している」
ケータハムの代表を務めるトニー・フェルナンデスは、ルノーとの今回の契約を発表した後、F1チーム代表の座から退く意向であることを明らかにしている。