ルノーのスポーティングディレクター、スティーブ・ニールセンが組織再編の一環でチームを去ることになった。
10年以上ルノーに所属していたニールセンは、スペインGPの週末に辞任したということだ。新たに、A1GPでテクニカル&オペレーションマネージャーを務めた経験を持つジョン・ウィッカムがチームに加入する見込みだ。
ウィッカムは1980年代にスプリット・ホンダF2チームを率いた人物。彼はしばらくF1を離れていたものの、A1GPでは現在ルノーのチームプリンシパルを務めるエリック・ブーリエと協力して働いた経験を持つ。
ニールセンは今年末までチームとの契約を結んでおり、シンガポールGPまではチームで働くものとみられている。また、現在のエンジニアリングチーフ、アラン・パーマンがより上級の役職に就き、ウィッカムが新たなポジションにつくものと予想されている。
ブーリエは、カナダGPで次のようにコメントした。
「常に自分自身を見詰めることはいかなる競技者にとっても最も重要なことだ。我々はさらに上を目指すために、チームの再編を完了させていきたいと考えている」