ルノーF1チームの代表エリック・ブーリエは、ベルギーGPでニック・ハイドフェルドの代わりにブルーノ・セナを起用したことは正解だったと語った。

 セナは予選でチームメイトのビタリー・ペトロフより上位の7位を獲得したが、決勝ではスタート直後にミスをしてハイミ・アルグエルスアリに接触、最終的に13位フィニッシュとなった。しかしブーリエはセナの起用によってチームのモチベーションを高めることができたと述べた。

「Q2とQ3の終わりにガレージの皆が笑顔で拍手をしているのを見て、これ以上嬉しいことはなかった」とブーリエ。
「こういうことはマレーシア以降初めてだ」
「昼となく夜となく働いているスタッフをハッピーな気持ちにさせるのは重要なことだ。私にとってそれがとても大事なんだ。スタッフに最大限の力を発揮してもらうために私ができるのはこういうことだ」

 決勝でセナがミスを犯したのは走行時間が足りないためであるとブーリエは弁護した。
「1月以来ほとんどコースで走っていないのが彼の不利なところだ。だからマシンを自信を持って走らせられるようになるには少し時間が必要だ」
「ぎりぎりになって(出場が)決まったのは理想的なシナリオではなく、彼にとっては厳しい状況だった。週末序盤の天候も難しかった。コースコンディションが非常に変わりやすかった」
「今後のレース、特にモンツァはダウンフォースがなくマシンをドライブしづらいので、彼にとってチャレンジとなるだろうが、彼は自信を100パーセント取り戻している。だからうまくやれるはずだ」

 ブーリエは、ハイドフェルドの代わりにセナを走らせる決断をしたことで、自分には大きなプレッシャーがかかっていたと認めた。
「こういった決断をする場合には大勢の人の意見を聞かなければならないが、不満に思う人々もいるので、私にとっては難しい仕事だ。失敗したら、と考えるとね」
「いったん別の方向で行くことを決めたら、自分が責任を担わなければならない」

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