レクサスは10日、千葉県の幕張メッセで開幕した東京オートサロン2014で、2014年からの新スーパーGT500クラス車両を展示しているが、このベース車両名が『RC-F』であるとした。
今回のオートサロンでは、トヨタ/GAZOO RACINGブースとは別に、レクサスは『レクサス・レーシング』として、新たなサーキットの世界観を、デザイナーの小此木達也さん、スタイリストの島津由行さんとともに想像したモノトーンのブースを出展している。
シャンデリアが周囲に配されたブースの中央には、ホワイトに彩られた2014年新GT500車両のモックアップが展示され、周囲にはレクサスのフィルターを通して観たレースの世界観として、ファッショナブルなピット作業の光景を展開している。
特筆すべきは、中央に置かれた車両の名称だ。レクサスの2014年仕様スーパーGT500車両は、8月の鈴鹿でのお披露目以来、『レクサスLF-CCをベースとした新型レース車両』という名がつけられ、オレンジのカラーリングでテストが行われていたが、来季に向け東京モーターショーでワールドプレミアされた『RC』となるのか、または13日から始まるデトロイトショーで公開される『RC-F』となるのかが注目されていた。
今回オートサロンで展示された車両には、左側側面に『RC-F』の文字が施されているほか、配布された報道資料にも、ベース車両がRC-Fであることが明記されている。どうやら、新スーパーGT500クラス車両の名称は『RC-F』で間違いなさそうだ。
10日に開幕した東京オートサロンでは、このRC-Fの車名をはじめ、スバルが新型WRX STIによるレーシングカーを発表するなど、13日に始まるデトロイトショーに先駆けた発表が数多く為されている。