レッドブル・レーシングは、7日、マーク・ウエーバーとの契約を延長し、2011年シーズンもウエーバーを走らせることを明らかにした。セバスチャン・ベッテルは来季も契約期間が残っているため、来年も同チームのドライバーラインナップは継続されることになる。
「レッドブル・レーシングに残留するという決心をするのは難しいことではなかった」とウエーバーはコメントしている。
「今年かなり早い段階で交渉をスタートし、バルセロナでのグランプリではサインする状況になっていた。1年契約を延長するという決定は相互的なものだ。ただこの世界にいるためだけにF1に残ることに僕が興味がないことは誰もが分かってくれているだろう。キャリアのこの時期に1年延長することができて嬉しく思っている」
「このチームでは昔も今も快適な気分でいられる。チームの全員と素晴らしい関係を結んでおり、ミルトン・キーンズのファクトリーは我が家のようだ。中団グループにいたチームがタイトル争いができるチームへと前進し、自分がその一員でいられるなんて、信じられないような気持ちだ。今後、共にさらなる成功を経験し、世界選手権獲得という究極の目標を達成できることを願っている」
レッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、来季もドライバーラインナップに変更がないことを確認している。
「マークに残留してもらうという決定はとてもスムーズになされた。彼は我々のチームの重要なメンバーであり、現在ドライバー選手権のトップに立ち、彼のキャリアにおいてベストの状態にいる。チームはマークとセバスチャンというドライバーペアを2011年も継続することに非常に満足している」
トルコGPではウエーバーとベッテルがクラッシュし、レッドブルは1-2を失い、その後チームがウエーバーのみを非難するような発言をしたために、確実と見られていたウエーバーの残留が疑問視され始めていた。