ホセ-マリア・ロペスのマネージャーが、ロペスとドライバー契約を結びながら今季F1参戦を取りやめたUSF1を激しく非難した。ロペスは、HRT F1チームのシートを確保すべく交渉しているという。
ロペスは今季F1にエントリーしていた新規チームUSF1と契約を結んでいたが、先月チームから今季開幕戦バーレーンに出場できそうもないと伝えられたといわれている。その後ロペスとマネージャーであるフェリペ・マクゴーは、HRT F1(元カンポス・メタ1)かステファンGPのシートを得るための交渉を開始した。
ロペスはUSF1のシートを獲得するために83万ドルをチームに支払ったといわれている。ロペス側はUSF1との契約を解消し、支払った金の返還をチームに求めている。この資金を持参するという条件を提示し、ロペスはHRT F1のリザーブドライバー契約を求めているようだ。チームはすでにブルーノ・セナと契約しており、チームメイトはカルン・チャンドックになる見込みであり、レースシートは埋まっているものと見られる。
「ケン・アンダーソン、ピーター・ウインザー、(YouTubeの創立者でありUSF1の投資者の)チャド・ハーリーの代理人、そしてチームの弁護士と会った」とマクゴーはニュースチャンネル、ウルティマ・ブエルタに対してコメントしている。
「プロジェクトの遅れにより、チームはバーレーンに行かず、シーズンを通して参戦することは非常に難しいという事実により、彼らに対して契約から我々を開放するよう求めなければならなくなった。非常に厳しい状況だった」
またマクゴーは、アルゼンチンのラジオ局カデナ3コルドバに対してはより辛らつな発言を行っている。
「ケン・アンダーソンとピーター・ウインザーには、近いうちにアルゼンチンに出向いてこうなった経過説明を行ってもらう。責任はすべて彼らにあるのだ」とマクゴー。
「この一件の元凶はケン・アンダーソンだ。彼はFIA、FOTA、FOMを欺き、コンコルド協定を破った」
「すでに(HRT F1のオーナーであるホセ・ラモン・カラバンテに対して)ロペスがフリーであることを話しており、彼らは事情を把握している。あとはヨーロッパでどういう決定が下されるのかを待つだけだ。ホセ-マリアをF1に参戦させるためのあらゆるチャンスを検討している。それがリザーブドライバーであってもだ」