2012年からIZODインディカー・シリーズにエンジンマニュファクチャラーとして参戦するロータスは、2回の初期テストに満足しているという。
インディカー・シリーズでは今季、新たなレギュレーションのもと今までのホンダに加えてシボレー、ロータスが新たに参入。すでにホンダとシボレーは新しい2.2リッターV6ターボエンジンをテストしているが、ロータスはようやくシャシーに搭載してテストを開始。先週パルムビーチで2日間のテストを行った後、セブリングでテストを行った。
HVMレーシングのシモーナ・デ・シルベストロが走らせたロータスエンジン搭載車は2回のテストで870マイルを走破したが、ロータスのインディカーマネージャーを務めるオリビエ・ピケノーは、見通しが明るいと語っている。
「このテストは僕が体験した中でも最も成功した部類のテストだ。予想したよりも多くの事を達成できたからね」とピケノー。
「ロータスとジャッドの技術面でのサポートも素晴らしかった。この後のテストもうまくいけば、テストはかなり良好に終えられるはずだ」
また、HVMレーシングのビンス・クレマーは、ロータスエンジンが将来の開発に向け、いい素地をもっていると語る。
「我々はすべてがうまくいったテストに満足している。すごく進歩も感じたしね。シモーナは何周か素晴らしいラップも出してくれたが、その間エンジンは完璧な動きをした。我々は定めていた目標を上回っており、この後のテストも楽しみにしているよ」
ロータスエンジンは、今後使用チームが共同して開発することになっており、ドレイヤー&レインボールドのオリオール・セルビア、ブライアン・ハータ・オートスポーツのアレックス・タグリアーニが開発に加わることになる。