ロータスのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、チームの財政状態を安定化した後に2014年のドライバーラインナップを決めると語った。選択肢の中には、2015年にトップドライバーを起用することも含まれているという。

 キミ・ライコネンは来年フェラーリに移籍するが、ロータス離脱を決めた理由は金銭的な問題であり、サラリーが支払われなかったからだと述べている。

 ブーリエは、チームの今の優先事項は、新たな投資者インフィニティ・レーシングとの契約を正式にまとめることだと語った。
 6月、ロータスF1チームのオーナー、ジニー・キャピタルが同チームの株式35パーセントをインフィニティ・レーシングに売却することが発表されたが、まだその取り引きは完了していない。

 ブーリエは、財政面の安定化を図った上で、ドライバーに関する決定を下すと述べている。現在、候補としては、ロメイン・グロージャン、ニコ・ヒュルケンベルグ、フェリペ・マッサが候補であると考えられている。

「キミに対して示そうとした結果まで到達したい。(キミとの契約には)間に合わなかったが」とブーリエは、インフィニティ・レーシングとの契約について述べている。
「契約を完了したい。チームにとって重要なことだ。これによって今後5年以上の財政的安定がもたらされ、収入が大幅に増える。この2年は不安定だったので、これは必要なことだ」
「その後、来年、そして2015年、2016年、2017年のドライバーのことを考える」
「3年間我々のところで走れる若手を探すか、1年契約を結び、その後、ドライバーマーケットの状況を見て契約可能なドライバーを検討するという選択肢もある」

 後半のコメントは、1年後にフリーエージェントになる可能性がある、ジェンソン・バトンやフェルナンド・アロンソらトップドライバーたちのことを指しているものとみられる。

 フェリペ・マッサは、シート獲得のために大規模な財政的な支援を受けられる状況であると推測されている。
 ブーリエは、それに関しては承知していないと述べる一方で、2014年にレギュレーションが大きく変わるため、マッサの経験はチームにとってプラスになるとも発言している。

 ブーリエはまた、最も多額の資金を持ち込むドライバーを選ぶのではなく、最も優れたドライバーを選びたいとも述べている。

「しっかりした財政状態を確立し、実力でドライバーを選びたい」とブーリエ。
「魅力的なドライバーふたりを擁する魅力的なチームであれば、スポンサーを見つけることもできる。ただそれが優先事項ではない」

 現在のレースドライバー、グロージャンに関しては、今後も今のパフォーマンスを維持できるなら契約を延長することになるだろうと、ブーリエは示唆している。

「彼を誰かと交代させたらそれは大きな間違いになる。だが彼は今のレベルのパフォーマンスを維持する必要がある」とブーリエ。
「5戦連続で彼は素晴らしいレースをしている」
「5戦連続でできるなら、10戦連続でもできる。10戦連続でできるなら、キャリアの最後まで優れたパフォーマンスを維持できるだろう」
「彼には輝かしい未来が待ち受けているはずだ」

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