ロータスF1のCEO、リアド・アスマットが、チームの財政状況を危ぶむ見方を否定し、マシンの準備はできており、開幕戦バーレーンのグリッドには間違いなく並ぶと述べた。
新規F1チームであるカンポス・メタ1とUSF1は資金調達に苦戦し、バーレーンGPに出場できないのではとの推測がなされている中、ロータスのF1プログラムについても懸念する声が出てきている。
ロータスは依然としてメジャースポンサーの発表や、マレーシア政府からの支援を明らかにしていない。しかしアスマットは、参戦準備は順調に進んでいると強調している。
「我々はもう少し認めてもらえてもいいはずだと思う」とアスマットは、マレーシアのニューストレイツ・タイムズ紙に対してコメントしている。
「今のところ、新規チームでマシンの準備ができているのはヴァージンと我々だけだ。我々はバーレーンのグリッドにつく。マシンはモックアップではなく、エンジンがついた、ちゃんと走るクルマだ。これは100日間必死に作業を続けてきた成果なのだ。ひとつひとつ細かいところまですべてに関して努力しているところだ」
「カンポスは今季デビューできないかもしれないとか、我々はシーズンを最後まで戦えないだろうとか、いろいろな推測が出ている。でも結局すべては、実現させたいという我々の決意にかかっている。ここはマレーシアだ。人々は何においても否定的な点を引き出したがるが、私はそれを受け入れることを学んだ。だが、我々がやってきたことをきちんと見てほしい。金曜にすべてが明らかになる」
ロータスは、9日、シルバーストンで新車のシェイクダウンを、テストドライバーのファイラス・ファウジーの手で行い、12日にはロンドンの英国王立園芸協会ホールでマシンを公式に発表する予定となっている。その後チームはヘレスに移動し、来週行われる3回目のシーズンオフテストに参加、レースドライバーのヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンが走行することになっている。