ロータスは、韓国GPにコアンダ効果を利用したエキゾーストを含む大規模なアップグレードパッケージを導入することを明らかにした。
ロータスはシーズン最後まで選手権を積極的に戦うため、コアンダ効果を利用し空力効率を向上させるエキゾーストの開発に取り組んできた。
チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、韓国に持ち込むアップグレードは非常に大きなものであると認めている。
「韓国に向けたアップグレードは大きなステップだ。我々にとって新しい時代の幕開けとなる」とブーリエ。
「これはうまく機能するものと予想している。しかし新しいパーツを評価している時に正しいマシンセットアップを見つけるのは楽な仕事でないのは確かだ」
同様のタイプのエキゾーストをフェラーリ、マクラーレン、ザウバーなどが使用しており、ロータスは風洞でテストをした結果、これまでこれらのチームに対して大きなパフォーマンスを失っていたことが分かったと、ロータスのテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンは述べた。
「コアンダシステムにより得られるだろうアドバンテージは、今我々が使っているデザインを上まわることが分かったので、これを導入する必要があることがはっきりした。今季終盤におけるメリットもあるし、来季に向けて経験を積むこともできる」
「このスタイルのエキゾーストの最初のバージョンを韓国で走らせる」
一方、開発中のダブルDRSはまだ満足いく状態ではなく、アブダビGP後の若手テストまで使用する予定はないと、アリソンは述べている。