この2戦でランキング2位との差を大きく縮めたロータスが、フェラーリ、メルセデスの両方を倒してコンストラクターズ2位の座を獲得できる可能性は十分あると自信を見せた。
現在ランキング4位のロータスは、韓国GPと日本GPで58点を獲得、一方、フェラーリは23点、メルセデスは20点の獲得にとどまったため、両者に大幅に近づいた。
現在、レッドブルが445点で圧倒的な差でランキング首位に立っているが、2位フェラーリは297点、3位メルセデスは287点、4位ロータスは264点と、ランキング2位争いは接戦となっている。
ロータスがフェラーリとメルセデスに勝てる可能性はあるかとの質問に対し、チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、「彼らは我々を警戒するようになるだろう。プレッシャーがかかっているのは我々ではなく彼らだ」と答えた。
「メルセデスとの差は23点、フェラーリとの差は33点だ。高い目標ではあるが、今の調子でいけば、2位に近づけるだろう」
ロータスのトラックサイド・オペレーションズ、アラン・パーマンは、残りレースのサーキット特性とタイヤ選択は、ロータスE21にとって有利であると述べている。
「今後のサーキットは韓国や日本と非常に似ている。似たようなダウンフォースレベルのサーキットだ。ミディアムとソフトタイヤも採用され、我々はこれを得意としているので、いい結果が出せるだろう」
「我々は明らかに予選でも決勝でもフェラーリより速い。ただし彼らにはフェルナンド(・アロンソ)がいる。彼こそがフェラーリの秘密兵器だ。だが彼も、予選で8位に沈めばそこから上位を目指すのは難しい」
「メルセデスとは予選ペースは同レベルか、我々の方が少し遅いかもしれない。しかしレースでは我々の方が速い」
「まだ先は長く、4戦も残っている。その中で我々はやれることをやっていく。フェラーリとメルセデスのどちらかはつかまえられると思うし、両方に勝つことを目指していく」