キミ・ライコネンの後任をめぐるロータスのシート争いは、どうやらニコ・ヒュルケンベルグとパストール・マルドナドの一騎打ちの様相を呈している。
来季フェラーリに復帰するライコネンの後任は、当初マラネロ入りを逃したヒュルケンベルグとライコネンにシートを奪われる形となったフェリペ・マッサのふたりが有力な候補と考えられていた。
しかし、ここ数日のマッサはロータスよりもウイリアムズ入りするとの噂がささやかれており、ロータスの代表を務めるエリック・ブーリエもインドGPのパドックで、ライコネンの後任がヒュルケンベルグかマッサのうちの“ひとり”と、パストール・マルドナドであると『Sky Sports News』に対して語っている。
「我々は彼とも交渉した。それに話し合いはまだ続いている」とブーリエ。
ブーリエは、F1公式サイトのインタビューでも、ロメイン・グロージャンの残留を示唆するとともに、ヒュルケンベルグを彼のチームメイトに起用したいと断定的に認めている。
ヒュルケンベルグとの契約を望んでいるかと問われたブーリエは、「そうだ、そうしたいと思っている」と返答し、一部で懸念されているヒュルケンベルグの体重も問題にならないと答えている。
また彼は、ドライバーラインナップの確定時期についても、間近に迫っていることを示唆した。
「うまくいけば数日中だ」とブーリエ。
「我々は、もうひとりのドライバーと契約するだけだ。ロメインには来シーズンの契約があるし、それも確認の問題だ」