ロータスのボス、エリック・ブーリエは、アブダビGPで再びアクシデントに関係したロメイン・グロージャンには責任がなかったと述べ、チームにおける将来にも影響しないと語った。
今シーズンのグロージャンは、スタート直後のアクシデントに何度も関与しており、ベルギーGPではタイトルコンテンダーたちを巻き込む多重クラッシュを引き起こしたとして、次のイタリアを欠場するに至った。
ロータスは、こうしたアクシデントに対するライバルや周囲からのプレッシャーに、グロージャンがどう対処するかを今も見守っているが、週末のアブダビでは、またもレース序盤々にメルセデスのニコ・ロズベルグと接触し、終盤にもセルジオ・ペレスやマーク・ウエーバーとの争いで接触、リタイアを喫した。
しかし、ロータスのブーリエは、ヤス・マリーナで起きたアクシデントの原因がグロージャンにあるとは思わなかったと述べ、チームにおける将来にも影響しないだろうとコメントしている。
「3台による争いは接触というかたちに終わったが、それがレーシングインシデントだったので、彼を非難することはできないよ」とブーリエ。
グロージャン本人も、アクシデントについて次のように述べている。
「僕ら3台はタイトなバトルをしていた。そしたらセルジオ(・ペレス)がターン13でコースオフし、ターン14のイン側に戻ってきた。僕にはスペースが残されておらず、どこにも行き場がなかった」
ロータスは、先日キミ・ライコネンとの来季契約をアナウンスしたが、グロージャンの残留はいまだに発表されていない。